月刊少年マガジンといえばこの人、大人気の修羅シリーズ、海皇紀で有名な川原正敏先生が思い出語りをする漫画が公開されました!
現在連載中の陸奥圓明流異界伝「修羅の紋」宣伝を兼ねた内容に見せかけて……、
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デビューから5年以上、人間扱いされなかったという衝撃のヤバい内容です。
編集さんのワガママで作家に締め切りを破らせてしまう、人気投票3位なのに打ち切り予告をくらうなど、ほぼほぼホラー。
紋のキャラを登場させたのは緩和剤ですね。
コミックデイズに多くの感想が寄せられており、昔の編集はここまで酷かったのかと盛り上がっております。
実際に潰されてしまった才能も多いことでしょう……。
ぼくも漫画好きとして、とても残念な事実であります。
ただまぁそのですね……そのような時代だったわけですよ?
月マガに限らず、昔の編集はヤバかった。
それはそう。
そんな中で川原先生を推した編集さんが居て、当初から修羅の門に投票した読者が居て、なんだかんだ言いながら連載継続を認めた編集長が居た。
もちろん、暴露として強烈な内容です。
ただ別の見方といいますか、全体としてはですよ? とても優れたエッセイ漫画として評価すべきであると思いました。
で、
別の見方のついでに、驚いたのはココです。
あした青空を打ち切られ、週刊少年マガジンでエンジェル全1巻、HERO全2巻で打ち切られた成績不振の作家が、編集長にこれを言う。
編集さんに逆らえない昭和62年に。
かなりヤバい人です。
そこで川原先生の来歴を振り返ると、航海科卒業の海の男で、極真空手をやってて、修羅の門で売れたところで草野球チームを持って、ピッチャーもやってたとか……。
結構な豪傑です。
だから編集長には、川原先生がきっとこう見えていた。
なので、雑誌の編集長として手綱を握るためにね、3位でも潰すようなことを言ってしまったのかなぁ? ……と思ったりしました。
だいたいね、格闘漫画家ってヤバい人が多いんですよ?
刃牙の板垣先生は自衛隊の出自だし、ホーリーランドの森先生は西東京を荒らしてた百戦無敗のストリートファイターで六本木の外人とも戦ってたとか故三浦健太郎先生によって明かされています。
まぁ、そんな感じで編集長さんも何か思うところがあったのでしょう。
昭和は清らかで、誇らしく、美しいものとする風潮がありますが、美しくないこともまた多く、成功するためには険しい荒波を乗り越える必要があった。
良いところも、悪いところもあった。
だから面白い。
こういったエッセイ漫画が増えて欲しいですね!
ご覧いただきありがとうございました!!
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