2018年12月10日月曜日

「特攻の拓」実写化できない10の理由 安保闘争との類似性

 ドラマ「今日から俺は!!」のヒットで名作ヤンキー漫画の実写化が望まれていますが、特攻の拓は厳しそう。その理由を挙げてみました。

1、道交法違反
 基本、ノーヘルで改造車です。

2、警官をぶん殴る。
 警官に体を掴まれたのでブン殴る。これならば警官側が黙ってる可能性は高いです。
 ただ、先制攻撃してるシーンが結構多いです。

3、米軍基地に侵入
 日米安保違反です。
 勝手に米軍敷地内に入ったら米兵のみなさんが困ります。ただ、劇中のように「さっさと出て行け」と説教される程度で特にお咎め無しのようです。

4、米憲兵をぶん殴る
 同上。ジープをひっくり返したりも。

5、警官がブチ切れる。
 黒田がパトカーから乾電池ばらまいて族車をコケさせたりと大暴れします。
 途中で屋根が剥がれて回転灯が無くなってるから一般車という扱いなのかな?(錯乱)

6、マー坊が片手で大の男を持ち上げる。
 衣服込みで80キロぐらいでしょうか? ガチのボディビルダーなら出来そうですが、高校一年生です。
 てか、このマー坊に勝つ武丸って何なのという話ですが。

7、一条武丸再現不可能
 愛車のインパルスですが、カラーリングで旭日旗騒動に巻き込まれる危険があります。いや、「朝日新聞の社旗です」と言い張れば大丈夫かな?
 あと武丸というキャラは何考えてるかサッパリ分からないんですよ。でもキッチリと筋が通ってる。どう通ってるのか説明しろと言われても、これが分からない。
 誰が演じてもあの謎の最強感は出ないでしょう。

8、族車の再現が難しい
 全て絶版車です。多くが中古市場に出回ってますが、鰐淵(カワサキKZ1000J2)とか在庫が無いんですよね。
 名言「事故る奴は、不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ・・・」からの自身が事故るまでがワンセンテンスなので、再現してほしいところです。

9、現代は監視カメラがある
 渋谷ハロウィンで車ひっくり返した事件ありましたよね。あれで特定されたのとかもそうなんですが、監視社会ですからね。
 なので、昭和設定で再現するしか無いです。
 あと、思ったんですが特攻の拓って安保闘争そのものなんです。
 警察と闘うのも、米軍基地に乗り込むのも、憲兵をぶん殴るのもかつて日本であったことです。
 だから歴史ものとしてやれば企画は通るんじゃないかな、と。
 ただ、次の10が厳しいです。これが出来ないと実写化とは言えません。

10、天羽の最後を多分、ちゃんと再現してくれない。
 天羽が死ぬ前にトラックを殴り続けるシーンが有るんですよ。
 ここは本当に重要なシーンで「スピードの向こう側」そのものです。
 読者によって様々な解釈がありますし、そこに異論を挟むつもりはありません。
 ちなみに私の解釈は以下のようになります。

 天羽は増天寺ライブで解き放たれました。
 しかし、ベイブリッジで子猫を轢きそうなトラックを見て現実に戻されてしまいます。
 世界は弱者を気遣うヒマが無いほど忙しくて、暴力に満ちたままだと思い出すんです。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」宮沢賢治
 トラックは世界そのものだったんです。
 だから殴ったんです。
 殴り続けたんです。
 天羽時貞は純粋すぎるがゆえに死ぬしか無かったんです。

 ・・・繰り返しますが様々な解釈がありますし、そこに異論を挟むつもりはありません。もしドラマ化されて原作そのまま再現されれば問題ありませんが、うーん・・・。
 実写化すればね、今の子達にもこの傑作を知ってもらえるのでやってほしいですね。

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