2018年12月11日火曜日

ヒソカはどこにいるの? ◆考える上で必要な知識

現状、冨樫先生はまだ当てさせる気が無いような気もしますが情報を整理しました。
整理と言っても長いです。ご容赦ください。

構成
□ヒソカ関連で分かっていること。
□分からないこと。
□ヒソカ視点で考えてみる。
◆ヒソカはどうやって探索から逃れているのか?
 ①神字
 ②一時的な記憶の消去
 ③願って体型を変える。
 ④厄災
【所感】能力モノにおけるミステリー展開の限界。


□現在、ヒソカ関連で分かっていること。
○ 右足首、左手指、鼻を欠損。
○ 広義で変装している。
○ 船上でカキン軍とマフィアが得られるデータでは存在しない。
○ クロロが一週間、歩きまわっても見つからない。
○ イルミとカルトが全層フリーパスを持っていながら何故か3層に居た。
△ 4層に居ない。(ヒンリギ調べを信頼していいかどうか不明)
△ 密航している。(変装した上で渡航許可を得ている可能性有り)
△ 身長190ぐらい凶々しいオーラ。(念能力その他で変更可能?)

□現在、ヒソカ関連で分からないこと。
 まず、何がわからないかを確定させましょう。
◆容姿が分からない。
 コンバートハンズのような能力もあります。ドキテク無しでも、能力者の協力があれば
変装または変身は難しくありません。
◆ヒソカは現在、国家レベルの諜報で居場所が分からない。
・カキン軍と三大マフィアの捜索。
・ハンターサイトにアクセスして金銭による情報入手。
・ゾルディック家諜報網を利用した捜索。
 正攻法では無理ということですね。
◆念能力による探索では分からない。
・カルトの切紙または別の能力でGIでアベンガネを見つける探索力。
・クロロのスキルハンター及びコミュ力による能力レンタル。
 一、ドッブルのサイレントワーカー。潜伏してるゲンスルー組を発見。
 一、クックルの伝書バト。ハンターライセンスに仕込まれた何かに反応かも。
 一、クラピカのダウジングチェーン。ネオンの場所をなかなかの精度で特定。
 一、パーム。自分の血をキモい人魚に垂らしてキルアを発見。
 広い世界、他にも色々と居るかもしれません。もちろん、カルト以外の探索能力者に協力してもらえるとは限らないので、このあたりはなんとも言えないかな。

□ヒソカ視点で考えてみる。
 旅団の調査能力は未知数ですが、上記の探索能力をクリアしなければ隠密行動は取れません。クリアしているからこそ、見つかっていないとも言えます。(船に乗ってない可能性も込みで)
 よって、ヒソカは現在、すべての探索能力が通じない状態だと考えられます。

◆ヒソカはどうやって探索から逃れているのか?
 ①神字
 ウィングの紐からGIの至るところに見られたアレです。もしかしたら神字で念能力による探索を防ぐことができるかもしれません。
 ②一時的な記憶の消去
 クラピカが嘘発見器としてダウジングチェーンを使うときに、通用しないことが有ると言っていました。もしかしたら記憶の消去により、探索から逃れるといったことがあるのかもしれません。
 ③願って体型を変える。
 同じ変化系のビスケが長年、願っていたら体が縮んだという逸話が出てきました。「長年」という補足がありますが念能力です。制約と誓約で縮めることが出来ます。
 ④厄災
 ナニカだったり、ジンさえ知らない厄災とか。

★で、ヒソカはどこに?
 ①イルミ説
 何やら人気のイルミ説ですが、相当厳しいです。
 ヨークシンのときはノーマーク状態で一時的に入れ替わっただけでして、今回とは状況が違います。
 パームのような探索能力やダウジングチェーンのような嘘発見器をクロロが持ってる可能性を考えると、ヒソカがそれらを警戒せずに近付いたことになってしまいまして、それってヒソカさんどうなの、となりますよね。
 それでもイルミ説を主張するとなると・・・・探索能力回避効果がある神字があって、嘘とバレないためにヒソカとしての記憶を一時的に消して、ビスケのように願う形でイルミに変身をする。
 あとカルトも騙さないといけません。
 シャルトピを殺した段階で「あと10人」のモノローグがあるので、現在の情報ではこの10人目はイルミです。カルト含むゾル家に気付かれずイルミを殺した上でイルミに変装したとしなければなりません。
 何よりもイルミに変身する必要性を述べなくてはなりません。
 36巻の表紙云々は、イルミが旅団入りしたってだけかなぁと・・・そこで何らかの謎の種明かし要素があったとしたら、逆説的にそんなんされたらね、本編以外の要素も考慮するの? アニオリも? なんだよそれーとか思ってしまう人も居るかもしれません。まぁ私なんですが。
 うーん・・・まぁこんな感じで、はい。

②オサム=ホイコーロ説
 HyskoA MorroHをアナグラム変換すると、オサム=ホイコーロになるというオモシロ説です。
 棺が14個あるので実は王子がもうひとり居るという感じで。(棺にはナスビー王が入る説もあります)
 あれですね、過去にニッグ(NIGG)=ジンのアナグラムというトラウマが産んだ説でしょう。ハンター文字の世界で英語に変換させてアナグラムという、とてつもなく恐ろしいトラウマです。
 変装ではなく、真の姿であるオサムとして船をね、うろついてるんですよ。
 オサムが王族権限であれやこれやして旅団を倒すわけです。

③モレナ組の犬仮面、あるいは第三層の誰か説。
 イルミカルトが三層に居たこと。ヒンリギ勢が第四層には居ないと断定したこと。
 ヒソカ負けちゃったけどモレナ組の誰かならサイキオセンで新たに念能力を貰えて、旅団にリベンジできるねー的な感じです。
 次の連載再開から本格的にヒソカ捜しが始まるのかなという予感はしますよね。
 まぁ実際に見つかるのは10年後とかでも驚きはしませんが。

④ベレレインテ説
 なんていうか、条件が揃ってるんですよね。
 身長190cmを超える。語尾にハートがついてたことがある。
 声に関しては、声帯をゴムで盛るなりして加工すればクラピカにバレない。指紋や虹彩認識はドキテクで乗り切る。
 乗船直前に本物のベレレインテを脅して、その特徴や所作を盗んだ上で殺して、なりきる。たとえが他漫画で恐縮ですが脳噛ネウロってあったじゃないですか。アンドリュー・シクソンになりすましたシックスみたいな感じで、はい。
 イルミとカルトが第三層に居た謎ですが、あの時点でベレレインテは霊獣の能力で外に追い出されてたので、第三層で何やら暇つぶしをしてた可能性は十分にあります。
 そんなわけで、個人的にはベレレインテ説を推します。

⑤そもそも船に乗ってない説
 暗黒大陸編は始まったばかりということで、まだまだお預けの可能性もあります。


【所感】能力モノにおけるミステリー展開の限界。
 厄災もありますが、今回の場合はビスケでしょうか。
 念能力で長年、願えばロリビスケになる。「長年」の部分は誓約と制約でクリアできる。他にもコンバートハンズのようなバレにくい形での容姿+性別変換が出来る能力がある。
 冨樫先生の中でヒソカ捜しがどういう位置付けなのか分かりませんが、こういった状況でヒソカが何処にいるのかをね、読者として考える必要はないのかなぁと思ったりしました。

2018年12月10日月曜日

「特攻の拓」実写化できない10の理由 安保闘争との類似性

 ドラマ「今日から俺は!!」のヒットで名作ヤンキー漫画の実写化が望まれていますが、特攻の拓は厳しそう。その理由を挙げてみました。

1、道交法違反
 基本、ノーヘルで改造車です。

2、警官をぶん殴る。
 警官に体を掴まれたのでブン殴る。これならば警官側が黙ってる可能性は高いです。
 ただ、先制攻撃してるシーンが結構多いです。

3、米軍基地に侵入
 日米安保違反です。
 勝手に米軍敷地内に入ったら米兵のみなさんが困ります。ただ、劇中のように「さっさと出て行け」と説教される程度で特にお咎め無しのようです。

4、米憲兵をぶん殴る
 同上。ジープをひっくり返したりも。

5、警官がブチ切れる。
 黒田がパトカーから乾電池ばらまいて族車をコケさせたりと大暴れします。
 途中で屋根が剥がれて回転灯が無くなってるから一般車という扱いなのかな?(錯乱)

6、マー坊が片手で大の男を持ち上げる。
 衣服込みで80キロぐらいでしょうか? ガチのボディビルダーなら出来そうですが、高校一年生です。
 てか、このマー坊に勝つ武丸って何なのという話ですが。

7、一条武丸再現不可能
 愛車のインパルスですが、カラーリングで旭日旗騒動に巻き込まれる危険があります。いや、「朝日新聞の社旗です」と言い張れば大丈夫かな?
 あと武丸というキャラは何考えてるかサッパリ分からないんですよ。でもキッチリと筋が通ってる。どう通ってるのか説明しろと言われても、これが分からない。
 誰が演じてもあの謎の最強感は出ないでしょう。

8、族車の再現が難しい
 全て絶版車です。多くが中古市場に出回ってますが、鰐淵(カワサキKZ1000J2)とか在庫が無いんですよね。
 名言「事故る奴は、不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ・・・」からの自身が事故るまでがワンセンテンスなので、再現してほしいところです。

9、現代は監視カメラがある
 渋谷ハロウィンで車ひっくり返した事件ありましたよね。あれで特定されたのとかもそうなんですが、監視社会ですからね。
 なので、昭和設定で再現するしか無いです。
 あと、思ったんですが特攻の拓って安保闘争そのものなんです。
 警察と闘うのも、米軍基地に乗り込むのも、憲兵をぶん殴るのもかつて日本であったことです。
 だから歴史ものとしてやれば企画は通るんじゃないかな、と。
 ただ、次の10が厳しいです。これが出来ないと実写化とは言えません。

10、天羽の最後を多分、ちゃんと再現してくれない。
 天羽が死ぬ前にトラックを殴り続けるシーンが有るんですよ。
 ここは本当に重要なシーンで「スピードの向こう側」そのものです。
 読者によって様々な解釈がありますし、そこに異論を挟むつもりはありません。
 ちなみに私の解釈は以下のようになります。

 天羽は増天寺ライブで解き放たれました。
 しかし、ベイブリッジで子猫を轢きそうなトラックを見て現実に戻されてしまいます。
 世界は弱者を気遣うヒマが無いほど忙しくて、暴力に満ちたままだと思い出すんです。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」宮沢賢治
 トラックは世界そのものだったんです。
 だから殴ったんです。
 殴り続けたんです。
 天羽時貞は純粋すぎるがゆえに死ぬしか無かったんです。

 ・・・繰り返しますが様々な解釈がありますし、そこに異論を挟むつもりはありません。もしドラマ化されて原作そのまま再現されれば問題ありませんが、うーん・・・。
 実写化すればね、今の子達にもこの傑作を知ってもらえるのでやってほしいですね。