2018年3月31日土曜日

破格の移動能力のフウゲツ。これ強すぎて殺されるやつかな?【HUNTERXHUNTER380話感想考察】

 ミザイの言葉からクラピカと旅団の接触が匂いたちます。
 やっぱこれ旅団編ですよ。
 イルミカルトが展望デッキに居ますが、ツボネと連絡でもとってたんでしょうか。そういやイルミってチェーンジェイルのこと知ってるのかな?
 あと、ふーちんが迷子ですね。ミザイが質問してますが能力のことは話さないでしょうね。『お忍びで散歩してたら、従者とはぐれてしまった』とか言いますよ多分。
 てか、フウゲツ強すぎてヤバイ。強すぎて冨樫先生に殺される。

 フウゲツの履歴
・出航
・船内パーティ。カーちんに笑えよボケと耳打ちされる。
・二日目 昔の写真を見て、すすり泣く。
・三日目深夜1時(出航から37時間30分後) 1回目の扉発生
・フウゲツ流トレーニング
・四日目深夜0時過ぎ 2回目の扉発生「入り口の横!」ビッ
・同日未明、第三層に移動する。(念の事故?)
・四日目朝10時過ぎ 変な牛に質問される。

フウゲツの魔法の扉(マジックワーム)
 念獣の能力でしょうか。センリツがカチョウの念獣を見たことが無いと言ってるので、つまりフーちんの念獣は確認済み・・・いや、どちらかの断言できないかな。とにかくですよ、
 マーキング無しで、行ったことが無いカチョウの寝所に移動できる。
 行ったことがない第三層に移動した。(意図しない移動だとしてもユーザーに有利なバグであり、検証すべきチート級の移動能力)
フーちんは第三層に行った事はありません。
 親しい人間がマーキング条件でしょうか? 知人レベルでも可能? 前回、ぐるぐるパンチさんがアジトの中でマーキングされたのはヤバイと言ってましたが、そういった念常識を覆してます。
 下手したら『どこでもドア』です。ヤバイ、フウゲツ最強すぎてヤバイ。ノヴのようにハゲさせられる。

 そんなフーちんが何故か困り顔ということで、その行間を考察していきましょう。
 最後のコマの十時間前の出来事をおさらい。
姉カミィの無鉄砲さを見習ってもいい
 セリフと慎重な性格から考えられるテスト順。
A 入口の横に出口を設定して、扉から出た後に入り口に戻れるのか。
B 出口側から入口の場所を変更は可能か。
C トンネル内で行き先の変更が可能か。
D 2回ともベッド横だが、他の場所にも扉は発生するのか。
E どこまで行けるのか。
F カチョウと一緒に移動できるのか。
G 何人まで通れるのか。
 いささか慎重すぎますね。カチョウと二人だけで逃亡を主目的とするなら、D,E,Fの検証を優先して、他は不要で良いんじゃないかと思ったりしてしまいます。

◆慎重に検証していたのに失敗した理由
①トンネルでオーラ切れを起こした結果、第三層に放り出された。
②移動中に行き先変更を願ったら、念獣が混乱して放り出された。
③移動中、意図しない相手に扉が見つかった結果、放り出された。護衛のリョウジとかあの辺。
④船外(実家? 海岸?)への移動を試したら、何かしらの力が働いて魔法通路が遮断されて第三層に落ちてしまった。
 ①~③は想像の念獣ルールです。
 ④は想像を越えた妄想の類ですが、はい・・・序盤から下船や脱走が勝利条件みたいに何度も言われてると、冨樫先生がそんなヌルい勝利を許してくれるはずが無いじゃーんと思ってしまいます。
多くの読者は信じないと思います。


 BW号特殊空間説ですね。
 ナスビが脱走を考慮して、閉鎖空間を作ったのかも知れません。グリードアイランドではルール外の方法で外洋に出られたどうかは判明してませんが、継承戦のためのルール作りも出来そうです。
 この装置をぐるぐるパンチで破壊すれば、船外脱出勝利も有りえますかね。

少なくとも2度以上、能力を試した?
 「入口の横!」で第三層に出たというのは考えづらいです。扉の向こうに想定外の風景が見えたら戻ればいいだけなので。
 ただ目標を人でなく、場所としたからエラーとして変なところに放り出されたのかもしれません。

1日に2度以上、扉を出せた可能性。
 フウゲツは丸一日、以下のことをしていました。
 なんだろう……じわじわ来る。
 フウゲツ流によるトレーニングの様子です。心源流で言うところの点(≒纏)でしょうか。
 念能力の素質と系統は血統による部分も大きいことは明言されており、ホイコーロ一族は優れた念能力者の血統です。余計な知識が無い分、潜在オーラ量が大幅にアップしたのかも知れません。

 なんにせよ、フーちんは迷子となった結果、長ければ扉が復活する0時まで(14時間ほど)危険に晒されます。
こっちも移動能力ですね。

王子を殺せばレベルが50アップします
 カーちんワープの時点でコレやばくねーかと思ってましたが、うーん・・・死にますかね? あと、ゴンと顔が似てることも死亡フラグですね。キャラ被り的な意味で。

・・・と、見せかけて準レギュラー入りもある?
 暗黒大陸編を視野に入れると、移動能力が必要です。ノヴがハゲてるし。

 フーちん1人だけしか移動出来ないとしても強いです。
 クラピカのスチールチェーン→ファンファンクロス(ヨークシン編で風呂敷でノブナガを包んだアレ)、または類似能力→フウゲツにセット。
 これでノブナガも運べる無限の輸送力です。

イルミについて
 色々な可能性を秘めたイルミ登場から何週間も経ちますが、ちょっと予想がつかないです。考えがまとまったら記事にしたいです。ストーリーの全体像を考慮すれば掴めるかも?

☆これにて休載!冨樫先生お疲れ様でしたっ!!
素晴らしい。
 ネットを見てると休載に納得しない意見が未っっっっっだに見られますが、ここまで設定を練るのは時間が掛かるものなので、仕方ありません。

2018年3月27日火曜日

幻影旅団とクラピカの共闘の可能性。パクノダの死後念【考察、予想】

 旅団はその気になれば一層に行けるということで、クラピカと旅団の再接触が現実味を帯びてきました。
 再会したらどうなるのでしょうか?

 まず、相互利益関係を見ていきましょう。
一、旅団「ヒソカどこー?」→クラピカのダウジングチェーンで一発。
一、クラピカ「継承戦を膠着状態に持ち込んだが安心できない。下層で事件でも起きて荒れればなぁ・・・」→荒らすことにかけては世界一の幻影旅団。

 クラピカと旅団はWin-Winの関係を築けますね。
 旅団側はヒソカの安否、乗船の有無にかかわらず、お宝ゲットという目標もあります。
 お宝にはツェリの緋の眼が含まれているので、クラピカは旅団と関わらざるを得ません。旅団側としても最凶最悪のチェーンジェイルは無視できません。
 これらを踏まえて現時点(2018/03/27◆379話)でのトレード成立条件を考えてみました。
 クラピカが旅団の盗賊行為を黙認する。ヒソカの味方をしないと約束する。ヒソカの情報を提供する。その代わり、旅団はワブルとオイトを『誘拐』という形で保護をして下船する。後日、盗品から緋の眼をクラピカにプレゼント。
 うーん完璧、大団円ですね。
 ・・・でも、こんなトレード成立するほど旅団とクラピカの関係は良かったかな? 何年も前だし忘れちゃったよ。
 おさらいしてみましょう。

クラピカ(before)
 まずはヨークシン以前のクラピカの旅団に対する印象です。

 あーこれは絶対に許さないやつですね。追憶編は重い、あまりに重い。重すぎます。これはもう復讐しかありません。

旅団(before)
 ではウヴォーが復讐されたことを知った旅団はどうでしょう。

 うわークラピカめっちゃ恨まれてます。これはもう殺し合いですよ。不倶戴天の敵、和睦なんて絶対に無いわー。

転機
 双方ギリギリの駆け引きが続き、状況が変わります。パクノダです。


 『結果』から見ると、死後の念じゃないけど、それに近い何かが発動したかも知れません。ではその『結果』を見てみましょう。

クラピカ(after)
 優先順位が緋の目>蜘蛛に変わりました。追憶編の重さを考えると、大きな進展ですね。

 緋の目コンプリートするまでは、少なくともクラピカからは旅団に手出しをしません。

旅団(after)

 パクノダが効いていますね。これぞ真の死後念と言ったところでしょうか。
 ノブナガもメモリーボムもらってるしスクワラを殺して溜飲が下がってる・・・かな?
 性格がドライな面子が多いのと、基本的に旅団は団長ファンクラブなのでクロロが言えば折れると思います。
おとめちくね
 で、
 そのクロロですがクラピカを殺す、またはゾル家を雇って殺させる気はないように思えます。ヒソカ対策を優先したかもしれませんが、勝った直後にカキンのお宝いただこうとシャルナークに呼びかけてるので。
 つまり、クロロはクラピカのことは気にしてないようです。

 そんあわけでとりあえずクラピカと旅団の再会があっても、即有事は無いでしょう。
条件が整えば一時的なクラピカ=旅団の共闘はある。
 色々な意見はあるかと思いますが、展開としては充分に有り得ると思います。


 ・・・なんというか再接触自体はあると確信しています。
 現在、旅団とシャ=ア家はフィンクス組がどう返答するか分からない状態ですが、食堂の件だけでも他勢力から見れば『旅団とシャ=ア家は密約を結んでいる』と見られてもおかしくない状態です。
 チョウライとオイト(ワブル)は交流があるので、クラピカはシュウ=ウ家に与していると言ってよい状態です。
 両家の組長の王位継承戦についての考えは分かりませんが、ケツモチのチョウライとルズールスはピリピリしてる状態ですね。なんにせよ、旅団とクラピカの接点が生まれる可能性は週ごとに増えています。
 そのときに備えるためにリスト化してみました。

旅団とクラピカの間にあるわだかまりリスト
旅団側
 
・ウヴォーの遺言(団員の情報を教えずに「くたばれバカが」と言って死んだこと)
・チェーンジェイルの存在そのもの。
・ノブナガの怒り(『卑怯な罠』じゃないと知れば納得するかも?)
・ヒソカと通じていたが、今もそうなのか。(旅団視点だと、シャルトピの件も含めて共闘中と懸念されてもおかしくない)
・今も肩書きが賞金首ハンターってことは、まだ殺りあう気なのか。



クラピカ側
・クルタ族を虐殺した時、クロロはリーダーだったかどうか。

・シーラ(追憶編)と、シーラが残したあの本と旅団または流星街の関係。
・なんで流星街が真の首謀者みたいな痕跡を残したのか、あるいは事実か。



 あっ、記事を書いてて旅団側がクラピカに心を許せる方法を思いつきました。
 クラピカが幻影旅団に入る。
 団員同士のマジギレ禁止なので、みんな安心ですね! ……うーん無いか

 長い記事となりましたが、読んでいただきありがとうございました。

2018年3月25日日曜日

フランクリン悲しみのぼっち飯・・・!てゆーか旅団編だこれ!!【ハンターハンター379話感想考察】

 クロロ「ヒソカの首を獲ってこい・・・!!」(377話)
 かーらーのー食堂待機!
 そりゃ他の客は動揺しますよ。どうしてビジュアル系リーダーの命令を聞かないのとか、あの量で腹は満たされるの、とか。
 『ヒソカから喧嘩売ってきたんだから待ってりゃいいじゃん』という多数の読者の声を体現してくれたフランクリンですが、岸辺イットクにステーキ見せつけられたりと笑い・・・じゃなくて哀愁を誘います。
 そしてフィンクスフェイタンノブナガの仲良しトリオの珍道中はとうとうフロアボス部屋に辿り着いたという、幻影旅団編の様相を呈してきました!

合理的で冷静なフランクリンから見る幻影旅団という組織
 ヨークシンで分裂しそうな時でも、皆を納得させた上で最良の策をとったイケメンフランクリン。副団長視するのは私だけではないと思います。

 組織は副将次第と言ったのは蔵馬でしたっけ。
 ヒソカ待機という最適に思える選択肢を選びましたが、だーれも乗っかってきません。
 団長を含めて常に自由。
 良くも悪くも旅団は組織ではないということですね。

◆モレナの能力は船内限定? 船外には行かないというセリフを勘ぐり。
ルイーニ―の能力が何やら、脱獄を企む囚人みたいだなと思いました。牢獄に隠し通路を作ってコソコソと何かをしている。でもそれが看守にバレたら駄目という何やら可愛げのある縛り。行ったことのある場所限定ですが『建造中に第一層に立ち入りしたことがある』という可能性も無きにしもあらずでしょうか。
 それと、ルイーニーって死体を運べるみたいだけど、生きた人間と同行できるの? 出来るとしたら何人? 気になりますね。
 あとモレナの『恋のエチュード』ってヤバイ能力ですよね。ロヒンギャやシリアの難民の報道を見てると・・・・ねぇ? 口には出来ない不謹慎なことを考えてしまうわけですよ。なので、船内限定の制約かモレナに重い誓約が課せられてるかも、と思ったりしました。

◆舌なめずり・・・これはエロ要員!!!!!
 モレナ一家のカシュー。
 冨樫先生の舌なめずり描写といえばビゼフ長官を思い出します。

要するに性欲描写です。
 捜査側、つまりミザイとカシューの情事が期待されます! 国王軍も捜査側? 知らないな―。

◆自由な旅団と、均衡を重んじる組織。何も起こらないはずがなく・・・
 オウ=ケンイはヒソカ情報に懸賞金1000万をかけるなど、損得勘定に長けてる感じですね。金で動く人間は信用できるといったところでしょうか。
 だから念の情報を無料で提供するフィンクスが許せない。無料で念情報が広まったら均衡も何もありません。キルアならランクSのカード2枚を要求してますね。

 次週、フィンクス組と組んだとしても互いが互いを信用しない中で何が起きるのか?
 モレナ一家の気になるあの娘の能力は?
 マチ大丈夫?
 そして・・・
 奇跡の11週連続掲載予告はあるのでしょうか!?楽しみですね。

2018年3月17日土曜日

レベル表記による指標採用か? 急がれるモレナの解析、考察。テータの傷の真相【ハンターハンター378話感想】

 全読者の念願と言っていいでしょう・・・
 ノブナガの円が炸裂しました!!
 やった!!!
 ただ4メートルの円から一瞬で消えることが強いかというと、うーん・・・どう反応すればいいの? フィンクス、フェイタンのようにスルーが優しさなのでしょう。GIの頃から仲良いですねこの二人。
 そしてレベル表記ですよ。
 キャラ多すぎ、念能力者多すぎ、なんかよくわかんない。
 そんな一般読者に優しい指標となると予想します。あと二線の傷で気になることが・・・。

モレナ=プルード 能力名:恋のエチュード(サイキンオセン)
 モレナ(メンバーゼロ)の唾液を通じて発症者(メンバー)が増殖していく(モレナを含めて最大23名)
 発症者(メンバー)は人を殺すとレベルが上がりオーラの総量、威力が増していく。
 レベル20を超えると独自の能力が発現する。
 レベル100に達するとその発症者(メンバー)も0患者(メンバーゼロ)となり独自の感染集団(コミュニティ)を形成できる様になる
 一般人はレベル1、(念)能力者はレベル10上がる。王子を殺せばレベルが50アップ
 唾液なら別にキスする必要無いのでは? インスタントラヴァーと違うでしょ――なんて野暮なこと言うのは禁止です。

◆恋のエチュードは、他の誰かから感染したものなのか?
 モレナ固有の能力だと思います。
 王位継承戦まで能力を秘密にして温めていたとか、そんな感じで。
 バレたら対策されるのが念能力ですからね。二十万の贄でレベルカンスト余裕でしょうか。レベルキャップがあるかどうか分かりませんが。
 感染源が別に存在する可能性もありますが、ただその論拠は、レベル100に達したら0に転生するというのだったとしたら、それオーラの総量もリセットされるのか、とか色々と分かりづらかったり・・・。王子殺害ボーナスを後付けの制約と誓約によるものと見ても、うーんどうでしょう。
◆『レベル』という分かりやすい強さ。
 バトルが無い展開で、強さの見える化というのは冨樫先生にとっても悩みどころだと思います。
 クロロ(たち)を野生の火竜とか、ハルケンたちのパーティフォームが最強クラスと表現しても、ちょっと伝わりづらい。
 そこでレベルですよ。
 感染者から準レギュラーを出して、そいつに凝なり、独自能力なりでレベル鑑定をさせる。
 「オーラ総量」という体術を抜いた指標がポットクリンに通じる程良い曖昧さなので。

 たぶんこの娘がね、クロロを見て「うわーレベル1300だー」とかね、超ビビるんですよ。
◆気になる殺し方の幅。ミサイル等もカウントされるのか?
 銃器はカウントされると思うんですが、大陸間弾道弾とかはどうでしょう。貧者の薔薇は? 謎は深まります。

追記:最初はレベル1なのか? それともレベル0なのか?(判明次第、更新します)
 これなんですが、ちょっと断言できません。

Lv1スタートだと殺害グループは3人です。
 KILLスコアはルイーニ―19人、カシュー0人、未登場の不明キャラ1人。
 これで倉庫番1人殺して、表記の「Lv21」です。
Lv0スタートだと殺害グループは2人です。
 スコアはルイーニ―20人、カシューは事前に何処かで1人。
 倉庫番を殺して、表記の「Lv21」、カシューは「Lv1」となります。
●・・・個人的にはLv1スタートだと思います。単純にLv0スタートって凄い分かりづらいというか、ゲーム好きの冨樫先生らしくない判断と思うんですよ。
 ゲームにおけるLv0って知る限りでは死亡状態です。ウィザードリィで言うところのエナジードレインを喰らいまくってLv0で死亡。なので、うーん・・・モレナの傷の描き忘れもありますし、イージーミスじゃないかなぁ・・・単行本待ちですかね。

 ――ところでルイーニ―(スティッキーフィンガーズ)がノブナガフィンクスフェイタンに憧れていて『一緒に世界をぶっこわそうぜ~』と心の中でを誘ってますが、これは旅団が、後にLv100となったおっさんと幸せなキスをして感染ということで宜しいでしょうか?
 あとフィンクスの腕ぐるぐるとスティッキーフィンガーズが組めば割と強いんじゃないかなと思いました。腕回してから隠れて、そしてトイレ待機。


意外とショボかったテータちゃんの傷の真相か? 王家の二線者
>二線者(にせんもの)。"二線級" "偽物"に由来し正当な後継者になれない国王の子孫を指す。産まれると同時に二枚刃で顔を裂かれ一生表舞台に姿を見せない事を条件に生存を許された。

 三人の二線者が登場しました。古傷ではないっぽいので、定期的に切られてるんでしょうね。
 そしてツェリ念獣がテータにつけた傷も二線です。
368話
 なんだかんだで船編レギュラーはツェリなので、このあたりも見どころになりそうですね。テータが、モレナとケツ持ちツェリの関係をこの「二線」を通じて解説するわけですよ。
 何が言いたいかというとテータは長生きする!これです。
 マフィア勢揃いで裏社会に詳しい若頭クラピカの見せ場も増えそうですね。

 一見、話がゴチャゴチャしているようで現在の主役クラピカと悪役ツェリに帰結しているあたりは安心して読めますね。

2018年3月16日金曜日

「ツベッパ入浴! 七瀬ふたたび」今週の人気嘘バレ

嘘バレは誇るべき文化である。
今週も数多の嘘バレが投下され、そして情報の海に消えていきました。
通称「七瀬ふたたび」(2018/03/15(木) 18:04:54.65)


No.378 指示

1011号室
フウゲツ(わかったことは3つ…!!)
フウゲツ(①入り直すことは出口の蓋を閉めなければ可能)
フウゲツ(②出口の蓋を閉めてしまうと不可能…)
フウゲツ(そして③出口の蓋を閉めると入り口の扉も消える…!!)
フウゲツ(本当は出口側から入り口側の場所を変更できるかも調べたかったけど…)
フウゲツ(今日はここまでかな…)
フウゲツ(…でもこの魔法(チカラ)は使える!! カーちんを救える!!)
フウゲツ(ありがとう神様…どうか…どうか私たちを…)
祈るフウゲツ。目の前に扉が現れる
フウゲツ(!!!)
フウゲツ(また出た…!! どうして…?)
フウゲツ(一日一回じゃないとすると…魔法が使える時間が決まっている…?)
フウゲツ(それとも移動距離によって回数が変わるのかな…?)
フウゲツ(…考えてばかりいても仕方がない!! 一つ一つ試していかないと!!)
フウゲツ(今度も出口は入り口の横!!)
中に入るフウゲツ。通路を進み蓋を開ける
フウゲツ(…あれ?)
フウゲツ(ここは…廊下!? どういうこと!?)
フウゲツ(とにかく見つからないうちに戻らないと…)
ベレレインテ「ハーイ」
穴から顔を出すフウゲツを覗き込むベレレインテ
フウゲツ「!!!!」
ベレレインテ「ごめんなさい驚かせるつもりはなかったんだけど…」
ベレレインテ「あなた 第11(フウゲツ)王子ね」
ベレレインテ「大丈夫アタシはあなたの敵じゃないわ どちらかといえば味方よ」
ベレレインテ「それはあなたの能力?」
コクリと頷くフウゲツ
ベレレインテ「それは昔からのもの?」
フウゲツ「…違うわ…昨日から…かな…?」
ベレレインテ(おそらく念獣そのものの力か強い念にさらされたことで発現した能力…!!)
ベレレインテ「"念"のことは知っているかしら?」
首を横に振るフウゲツ
ベレレインテ「そう…なら知っておいたほうがいいわ アタシが教えてあげる」
フウゲツ「?」

4日目 AM6:45

1005号室
入浴するツベッパ
脱衣所で控えているロンギに話しかける
ツベッパ「ロンギ」
ロンギ「はい 何でしょうか?」
ツベッパ「そこにいるのはあなただけね?」
ロンギ「はい」
ツベッパ(安心はできないけれどここならブッチに聞かれず話せる)
ツベッパ「1014号室の件マオールから聞いたわ」
ツベッパ「それで…あなたたちの見立ては?」
ロンギ「はい 少尉はサトビかムシャホが暗殺者ではないかと考えています」
ツベッパ「根拠は?」
ロンギ「あの場での少尉の意見に前者は同調したこと 後者は沈黙したことです」
ツベッパ「続けて」
ロンギ「ミュハンの死亡が明らかになってすぐ少尉はクラピカらによる陰謀を訴えました」
「そして真っ先に同調し国王軍への通報に賛成したのがサトビです」
「もちろんあの状況でハンターによる犯行を疑うことは不自然ではありません」
「しかしサトビは少々おかしなことを言いました「全て嘘か」と」
「状況から見て念の存在自体は疑う余地がありませんし」
「仮に講習のことを指しているにしても念を使えるという第1(ベンジャミン)王子の私設兵が異を唱えていない以上」
「これまでの講習内容に矛盾はないと考えられます」
「その中で「全て嘘」と発言することは講習を中止にしたい意図があるのではないかと推察しました」
「加えて第7(ルズールス)王子には3人のハンターが護衛についています」
「あの場でハンターを敵に回すような発言を繰り返すことで警護に支障が出ることをサトビが想像できないはずがありません」
「それでも一貫して少尉の意見に同調していたため何か裏があると考えた次第です」
ツベッパ「わかったわ ムシャホのほうは?」
ロンギ「ムシャホは第5(スィンコスィンコ)王妃の兵隊長として第8(サレサレ)王子陣営で重要な役割を担っています」
「しかし彼は今回の騒動はおろかこれまでずっと沈黙を貫き 注目されることを避けているように感じます」
「発言によって標的にされることを恐れているのかもしれませんが」
「進むか引くかという重要な局面においてもその姿勢を崩さなかったため不審に思いました」
ツベッパ「成る程ね。ほかに怪しい人物はいるかしら?」
ロンギ「やはりベレレインテでしょうか ハンターの1人ですがいくら任務に忠実とはいえ言動に少し疑念を感じます」
ツベッパ「クラピカやビルというハンターはシロと考えているのね?」
ロンギ「はい もし彼らが暗殺者であるならばより簡単でより合理的な方法をとるはずです」
ロンギ「わざわざ念の存在を開示し講習会を開くなどという回りくどいことはしないでしょう」
ツベッパ「ありがとう 今日も頼むわね」
ロンギ「は!」
ツベッパ「それともう一つ」
ロンギ「…何でしょう?」
ツベッパ「あなたたちがサトビやムシャホに感じたことをマオールやあなたに当てはめて考えている者がいるかもしれないわ」
ツベッパ「くれぐれも気をつけなさい」
ロンギ「はい」

1007号室
サトビとルズールスが話している
サトビ「第7王子(ルズールス)様行動を開始するなら今です!! まだ晩餐会に間に合います!!!」
ルズールス「でもあの作戦に一番反対していたのはお前じゃねーか」
サトビ「この船に乗り考えが変わりました もうハンターは信用なりません」
サトビ「動くなら早いほうがいい!!!」
ルズールス「まあお前がそういうならそうなんだろうな…よし! 準備は頼んだ」
サトビ「はっ!!」
サトビの背中にムカデのような念獣が張りついている
隣の部屋の二段ベッドで寝るハンターたち
上で横になるハンターがバショウに声をかける
「おいバショウ」
バショウ「…わかってる 思い通りにはさせない」

ヒュリコフ「ヒュリコフです これから1014号室に向かいます」
バルサミルコ「了解」
ヒュリコフ(まったく…裁判所の所為でベンジャミン様もマイト曹長も拘留措置 厄介なことになったな)
扉を開けるとビデオカメラを持ったスーツ姿の女性が立っている
ヒュリコフ「?」
ナイアー「あなたがヒュリコフね 私最高裁判所特別査察官のナイアーと申します」
ナイアー「裁判所決定によりあなたに同行させていただきます」
ナイアー「当然ですが拒否権はありません ご了承ください」
ヒュリコフ「あーハイハイ 了解です」
ヒュリコフ(この女…念が使える…!!)
ヒュリコフ(オーラの流れからみて具現化系!! カメラを具現化する能力か…)
ヒュリコフ(ククク…まったくオレはツイてるぜ!!)

部屋の外で話すクラピカとベレレインテ
クラピカ「…それで第11(フウゲツ)王子に念を教えることになったのか」
ベレレインテ「そうよ 頼まれたから 断る理由がないわ」
クラピカ「……」
ベレレインテ「あなたが危惧していることはわかるわ」
ベレレインテ「王子と不用意に接触することで取り込まれることも考えられるし」
ベレレインテ「第13(マラヤーム)王子の念獣を刺激してしまう恐れもある」
ベレレインテ「ハンターが王子に直接指導することで均衡が崩れてしまうかもしれない」
ベレレインテ「でもそれって些細な問題じゃない?」
ベレレインテ「困っている人がいて助けを求めている 手を差し伸べるべきだわ」
ベレレインテ「もちろんデメリットだけじゃない ちゃんとメリットもある」
ベレレインテ「あなたが下位王子の結束を目指しているのは知ってる」
ベレレインテ「護衛の中にハンターがいない第11(フウゲツ)王子を孤立されないためにも接触を続ける必要があるわ」
クラピカ(確かにベレレインテの言う通り下位王子の結束を強めこれ以上犠牲を増やさないことが最優先!!)
クラピカ(第11(フウゲツ)王子がうまく念を使えるようになれば抑止力にもなりうるか…)
クラピカ「…わかったそちらの対応は任せる」
ベレレインテ「ありがとう 報告は欠かさないから」
廊下を歩いてくるマオールとロンギ
ベレレインテ「あら? 結局講習へは参加するのね」
マオール「フン これは最重要任務 端からやめる気などない」
マオール「それより今から参加者を追加することなどできるのかな?」
クラピカ「? 上限は2名までという条件のはずだが?」
マオール「我々のことではない」
親指で後ろを指すマオール
ヒュリコフとナイアーが近づいてくる
クラピカ「ヒュリコフ これはどういうことだ?」
ヒュリコフ「ああ こいつ…いやこの方は…」
ナイアー「ナイアーです 最高裁判所より参りました 説明は私から」
ナイアー「昨日より第1(ベンジャミン)王子及び第2(カミーラ)王子の護衛について外出時の監視員帯同が義務付けられました」
「それに伴いヒュリコフさんが参加する講習会に私も同行することになりました」
「またこちらで発生した殺人事件の捜査の一環として講習会の様子を撮影させていただきます」
「これは最高裁による正式な決定であり入室の拒否はできません」
「ただし何かご不満な点があれば裁判所に申し立てを行うことは可能です」
「勿論その場合でも申し立てが正式に認められるまで室内への同行は続けさせていただきます」
「よろしいですね?」
クラピカ(…要するに最初から拒否する権利などないということだな)
クラピカ(いいだろう!!!)
クラピカ「承知しました 一つ質問をいいですか?」
ナイアー「何でしょうか?」
クラピカ「あなたは念を使えますか?」
ナイアー「…使えます」
クラピカ「ならば我々の講習に協力していただくことは可能ですか?」
ナイアー「…規定により特定の王子とその陣営に対して私たち査察官が協力行動をとることはできません」
ナイアー「当然ですが理由なく妨害することもありませんのでその点はご安心を」

皆の前に立つクラピカ
ナイアーがビデオカメラで記録を始める
クラピカ「…それでは昨日の続きから始めてくれ」
クラピカ「ヒュリコフ ベレレインテ頼む」
各自オーラに集中する
ナイアーのほうを確認するクラピカ
クラピカ(今のところ不審な動きはないが…あのカメラが彼女の能力と関係していることは明らか)
クラピカ(最高裁判所がわざわざ講習会を中止に追い込むようなことをするとは考えづらいが…)
クラピカ(能力によっては続行が不可能になることも充分考えられる)
クラピカ(注意が必要だな)
謎の声が話す
???(裁判所による監視…これは予想外だったな)
???(まああの女がどんなことを企んでいようと関係ない)
???(オレは確実に 一人ずつ 仕留めていくだけのこと!!!!)
ナイアー(さあこの状況でも殺しを続ける? それとももう諦める?)
ナイアー(どちらでもいいわ 私の"七瀬ふたたび(ビデオガール)"で見つけてあげる)

そもそもこの話を始めたきっかけは何か…平昌五輪ですね。確かに今2018年です。マジです <義博>


◆『無さそうだけど、あるかもしれない』
 このギリギリを突いたバレに多くの方が騙されました。
 「七瀬ふたたび」というの筒井康隆作品のタイトルです。冨樫先生が筒井康隆のファンというのは、知ってる方が多いと思います。猛者が集うバレスレなら、おそらく常識レベルでしょう。だからこそ信じたくなったのかもしれません。
 ツベッパのヌードに需要は無いけど、冨樫先生の作画傾向に『初期作画の簡略化、また気に入ったら美形化』がありまして、これを知ってる方が見てみたくなったのだと推測します。ツベッパのヌードを。

2018年3月10日土曜日

【まさかのシズク生存】旅団集結!これは全員で暗黒大陸入りか?【ハンターハンター377話感想】

 妙に美々しいクロロがなんか笑えますね。
 あとカルトも何か明確なモデルが居そう。

 そしてシズク生存ですね。まーさーかーの、ですよ。

 てっきりね、暗黒大陸編に向けた万能キャラクター処分祭りでヒソカに殺されたものと・・・。
 コルトピほどじゃないけど、毒を吸い出す、最後に吸い込んだもの(輸送用の巨大な箱もイケる?)を吐き出せす等、有能ですからね。現在の物語軸であるクラピカ(クルタ族)との絡みも無い、旅団後期メンバーだし。
 メタ視点ばかりで申し訳ないですが、ラブリーゴーストライターも消えてますからね。そんな冨樫先生に消されなかったということはですよ?

 シズクは最終巻の最終話まで生き残る。

 そう断言して良いと思います。思っとけ。
死ぬと宣言することで死亡フラグ回避

◆??「ネオンは生きてる!」
 ただ『ネオンが死んだ』と断定するのは早いかもしれません。
クラピカは部下(リンセン)に『ボス』と呼ばれていますが、肩書は若頭となっています。そしてクラピカは新能力を習得したばかりです。
クロロの栞の『新たな厄介な制約』が、ネオンにスチールチェーン(イルカ)を刺すことで奪い返す隙を与えたかも?
 実質的なボスはクラピカで、肩書としてのボスは変わらずネオンである。

 よって、ネオンは生きてます。
 ・・・うん、書いてて何やら生きてる気がしてきた!!

◆真実味を帯び始めたベレレインテ=変装したヒソカ説
 最初は『デカいから』『語尾が💛でヒソカっぽい』と冗談交じりに言われていたヒソカ説ですが、どうも笑えなくなってきた感があります。色々とありますが・・・
 ベレレはマラヤームの念獣のせいで自由行動が可能になった。
 これはトリックスターの活躍フラグではないか? そう思えてなりません。

◎旅団はそのまま仲良く暗黒大陸の旅へ
 旅団は第一層まで楽々行けるけど、行かない。
 ベレレ=ヒソカかどうかはともかく、テレビを見ないヒソカも船には乗ってると思われる。
 イルミもあからさまに怪しい。

 でもバトルは無い気がします。

 なんというかですね・・・死んだのがシャルトピだけで他は生きている、特にシズクが生きてるのが個人的に衝撃すぎて、なんかもう逆に誰も死なないと思えてきました。
 なんだかんだで物語はまだ見ぬ暗黒大陸の準備段階であって、そこで旅団を活躍させるんじゃないかなあ・・・と。

 そんなわけで今後、旅団の誰かが死んだらこの記事は黒歴史確定です。

2018年3月2日金曜日

継承戦の最重要キャラは最高裁判官クレアパトロだ!【ハンターハンター 376話感想】

 まずはテータ生存確認で一安心ですね。
 カチョウが意外と長生きしそうでしょうか、識者の間でチート視されていたセンリツを味方につけましたからね。

◆念が常識となった継承戦において、最大の懸念は『司法』。
 法廷のシーンなんですが、全員がクレアパトロの判断に全面服従ですね。
 あのカミィが無言で、ベンジャミンも「仕方ない」。
 法廷シーンが随所に挟まれる殺し合いってカナリ凄いと思うんですがどうでしょう?
 王位継承戦に無限の可能性を感じます。

 あと、弁護士も務めるバルサミコさん有能すぎ。
 今後は兄が妹の私生活を覗くという、ある意味では王道展開となります。

◆振り返ると、ハンゾーは凄かった。
 復讐を遂げる際に法律が変わったと騙してましたね。さすがキルアが認めた最強枠と言ったところでしょうか。

 継承戦において司法の部分は重要そうなので、このあたりを気にしながら読んでいくと、より楽しめそうです。
 近いうちにクレアパトロを掘り下げる回はあると思います。

◆クレアパトロって何者なの?
 一部で言われているのはフィンクスの姉説ですね。

 うん、無いね。

◎余談ですが、知る限りで司法が絡むバトル物の最高傑作は、こちらです。

 ボーボボ8巻の無限蹴人戦。うーん、神回。