348話の締めでクラピカが、ビヨンドと内通している十二支んを発見しました。これまでにあった伏線としては以下の通り。
・「ビヨンドへの監視は、俺一人で十分だ」
・「ビヨンド狩りは反対だなぁ」
しかし、ネット上では『冨樫せんせがそれで終わらせるはずがない』と真犯人の存在を疑う声が根強いです。その根底には何があるのか? 自分なりにちょっと考えてみました。
★★★・・・で、そのビヨンドは何番目の王子との内通者なのか?★★★
内通者の発覚で、ビヨンドが愚直にフロンティア(暗黒大陸)を目指す冒険バカという線は消えました。どの程度かは分かりませんが策を弄することが出来るキャラです。(← 349話で私の予測ミスと判明しました。無念)
そして348話で、ブラックホエール号内でホイコーロ王位争奪戦のバトルロイヤルが行われることが分かりました。王子たちの間ではこれが想定されたものであったようです。
インテリマジキチのツェリードニヒをはじめとして、生き残って王位を獲得するためにビヨンドの力を欲しない王子が居ないはずがありません。
”庶民も居る20万人の船で凄惨な殺し合いがあり、ビヨンドもそれに加わりそう” ここが348話の見所だと個人的には考えます。
★★★根強いミザイストム内通説の根拠とは?★★★
ビヨンドの件は置いといて、14人の王子たちの仲が悪いことが発覚しました。
で、個人的にミザイストムでずーっと引っかかってたことがあります
『クラピカが必死こいて探しても見つからなかったのに、一体どこからツェリードニヒが緋の眼を持ってるなんて情報を得たんですか?』
ツェリードニヒと反目している13人の王子のいずれかとミザイストムが懇意である可能性が高い。つまり、現時点で十二支んの中でいずれかの王子と直接、内通している可能性が最も高いのはミザイストムである。こう導き出されるわけですね。
一発でキャラ立ちした名シーン。乳腺に"発"でしょうか? |
■■■究極予想『真の内通者はV5首脳陣』■■■
いかがでしょうか?
こうして考えを進めてると、癖のあるハンターたちよりも金で簡単に買収できそうな上層部を抑えた方が色々と楽なような気がしてきます。
船内で戦争を始められたらもうビヨンドの監禁は難しいでしょう。ホイコーロ国王は平等な六カ国協定を結ぶことでV5を牽制、その上でビヨンドを自由にして、自国だけ何らかのリターンを得るために、王位争奪戦を仕掛けた。
ビヨンド以外の誰がリターンを確保してもV6で共有できるし、多すぎて邪魔な王子たちも殺せる。国王にとっては都合の良いことしかありません。五大厄災のリターンと同レベルのアイテムを独占できれば買収資金なんて必要経費、
『何が何でもビヨンドを船に乗せる』
このためには幾らでも金を注ぎ込む価値はあるでしょう。
なんにせよ、チードルの受難は続きそうです。
344話より、板挟みのチードル |