HUNTERXHUNTERが再開しました。
5ちゃんねる恒例の嘘バレ大会の季節です。
『これ一過性の釣りとして忘れ去られるのは惜しいんじゃないか?』『休載期間中にまた読みたいな』
そんな風に思わせる秀作が毎週、数多く供出されています。
374 監禁
ウェルゲー「第七(セヴァンチ)王妃所属 兵隊長のウェルゲーだ 聞きたいことがある」
クラピカ「!? 兵隊長の…!」
「クラピカだ 今どこにいる? 第七王妃と第十三王子はご無事なのか!?」
ウェルゲー「…その様子だと どうやら事態は俺たちのほうで動いているらしいな」
「安心しろ お二人の御身は無事だ 今のところはな」
クラピカ「状況を説明してくれ 我々に連絡を取ってきたということは」
モモゼ「マラヤーム 私はあの子が羨ましかったの」
「あのお方(おとうさま)に似て あの子は才気に溢れてた」
「子供の頃の私と違って 努力なんかしなくても」
「なんでもすぐに覚えちゃった そうよ嫉妬してたの」
「でもあの子を嫌ってなかった 愛していたの」
「本当よ 信じて モモゼぇ…」
マラヤーム「おかあさま」
ウェルゲー「簡潔に言おう お二人には気づかれないように何度も試したが結論から言えば」
「我々は 第十三王子の居室から 脱出不可能の状態にある」
ハンゾー「な… んだよこれ どうなってやがる!?」
ツェリードニヒ「第二王子(バカ女)が逮捕された?」
「まだ二日目だぞ ちょっと面白すぎんだろ 何やらかしたんだアイツ」
「おっ死んだのは第十三王子か第十四王子ってとこか?」
部下「いえ」
ツェリードニヒ「?」
部下「上位王子の居室への不法侵入と その私兵の殺害 および第一王子殺害未遂」
「二つの案件が国家第一級犯罪に抵触しています」
「私兵による暗殺未遂だと御本人は供述しておりますが」
「第二王子に発砲した者が未だに見つかっておらず…」
ツェリードニヒ「ハハハハ! は?」
「オイ 第二王子の警護についてた第一王子の私兵は誰だ」
部下「は ムッセ殿であります」
ツェリードニヒ「テータ サルコフ」
「可能だと思うか?」
テータ「それは」頬に大きい絆創膏貼ってるテータ
ツェリードニヒ「ムッセは諜報部所属の第一王子の近衛兵のひとり それなりに古株のやつだ」
「あいつらは主命のためなら喜んで拷問受けて死ぬような筋金入りのバカ犬どもだ」
「ムッセが第二王子を撃って逃亡?ありえないね」
「あいつらなら確実に殺る 少なくともしくじったから逃げるなんてことはしねェ」
「独断専行だと自供して喜んで処刑されるだろうぜ」
「……殺られたな 第二王子にか?」
「それにしたって 第一王子が仮設司令部に第二王子を入れるわけがねえ」
「つまりあれか "念能力者"なら可能ってか」
テータ「そう…なります」
ツェリードニヒ「ふふっ くくく ククククク」
(ふざけやがって)
(ふざけやがって!ふざけやがって!ふざけやがってェェ!)
(つまりあれか?親愛なるお兄様(ベンジャミン)とお姉様(カーミラ)は)
(とっくに"念"を会得してたってわけか)
(おかしいと思ったぜ 人材斡旋(奴隷含む)なんて恨み買いまくりの商売)
(第二王子(あのバカ)が十年以上も続けられるるはずがねえと思っていた)
(見てんじゃねーぞ無能の塵屑どもがァァ!)
(知らなかったのは俺だけか?)
(俺だけが知らなかったってのか!?ああ!?)
テータ(まずい…!)
(思ったより状況の進行が早い)
(軍の高官である第一王子はもしやと思っていたが)
(第二王子まで念能力者である疑惑…!)
(第四王子(ツェリード)様が感づくのには十分すぎる!)
(退路を断たれた…! まず間違いなく念修行の短縮を命じてくる!)
ツェリードニヒ「ふー」
「オーケーわかった サルコフ 24時間やる」
サルコフ「は…?」
ツェリードニヒ「お前が知ってる"念能力"を可能な限り詳細にリストアップしろ」
「どうやら俺の後ろにいるらしいこいつだけじゃ不十分だ」
念獣「ゴルルルル」
第四王子に憑く守護霊獣 能力「崇高な探求(ネヴァーマインド)」
霊獣自身が持つ球状の"円"内部に存在する
第四王子に対する叛意 および一方的な干渉を察知!
不届き者を討伐! そのオーラを喰らい念獣自身の糧とする!
ただし対象は女性(恐らく成人済みの)限定…!
ツェリードニヒ(食ったのは何の虫だよ 食用じゃない虫の味なんか初めてだぞ)
念獣はその感覚を宿主と共有している!
それが強大な加護を授かるための制約
すなわち王子の死は念獣の死
そして念獣の死は王子の死に直結する…!
ツェリードニヒ「おい あいつらに連絡を取れ」
部下「はっ?」
ツェリードニヒ「第五王子(ツベッパ)と第九王子(ハリー)だよバカタレ」
「お兄様直々から共同戦線の申し入れだ 断ったら殺れ」
「ああテータちゃん特訓は引き続き頼むよ」
テータ「!?」
ツェリードニヒ(そうだ 念のこと そして敵のことを識る必要がある…!)
(知を識ることで自らの武器とし 感性に昇華する)
(俺は そうやって 生きてきた)
ハンゾー「クラピカ!」
ウェルゲー「その声はハンゾーか? どうなっている 彼はここにいるぞ」
「さっきから眠ったままだ ビスケット君がそっとしておけと言ってきたが」
「影武者か? まさか第十二王子を…!」
クラピカ「第十二王子を害したのは彼じゃない 後で直接説明させる」
「どうした?」
ハンゾー「居たんだ! 俺もビスケもウェルゲーもな」
クラピカ「なんだと!? ……! ウェルゲー!そっちには何人いる?」
ウェルゲー「なんのことだ さっぱりわからんぞ!」
クラピカ「王妃と王子を含めて何名その部屋に居るかと聞いているんだ!」
ウェルゲー「後できちんと説明しろ! 第七王妃 第十三王子 ビクト殿 ニペイパー殿 ブラッヂ殿 ラロック殿 ナゴマム殿」
「ビスケット君 …ハンゾー そして私」
クラピカ「お前を含めて10人のようだ 彼らを見つけたというのは」
ハンゾー「あァ"円"を使った 居たぜ」
「あの念獣の腹の中に」
「居たのは12人だ!」
◆凝のスペシャリストは看破していましたが、私はもちろん騙されましたね。ログを見ていると騙された方は結構居たようです。
カミィが奴隷を含む人材斡旋をやっていたというディテールとニルヴァーナのギリギリ使え無さそうなところがポイント高いですね。何よりもツェリのセリフがね、端々までツェリっぽいんですよね。これは本当ね、やられましたね。
0 件のコメント:
コメントを投稿