2018年10月29日月曜日

本当は勝ち目が無かったクロロ【ヒソカ対クロロ考察】

 ヒソカって強いの?
「冨樫先生はメディア記事に残らない形のインタビューでヒソカは最強と語っている」とのことで、最強視されています。
 また一方では「ヒソカス」「雑魚専」「じょ、冗談だよぉ・・・」「ヒソカにはトイレがあるから・・・」とカス扱い親しまれています。
 どっちが正しいのか?
 直近のクロロ戦で見てみましょう。長くなるので先に結論です。

【結論】天井に一時撤退すればヒソカは勝った。

◆天空闘技場フロアマスター戦においてヒソカは最強

 ドヤってるクロロに目が行きがちですが、ヒソカは血に何か罠あるとまで考えて天井へ回避しています。
 この天井回避ですが、とても強いです。
 接近戦を仕掛けつつ、危なかったら天井回避。
 相手が追撃してこなければゆっくり考察。
 念能力の戦いは、能力がバレると対策を立てられてしまいます。
 また、ナックル(ゴン戦)が言うには、戦闘時はオーラを大量に消費します。
 もちろんヒソカの天井回避(陰ガム+バンジー)もオーラは消費されますが、クロロが慣れない能力を幾つも使いこなすよりは遥かに軽いでしょう。
 また、カミィのようなリソースを大幅に割いて、分からん殺しするタイプですが、フロアマスター戦なら事前にある程度の予習が出来ます。
 フロアマスターになるためには200階クラスで念能力者たちとの戦いに勝たなければいけないからです。
 ヒソカの天空闘技場における最強評価は揺るぎません。
 よって、クロロに勝ち目はありません。

◆天井回避をさせない戦い。
 クロロの戦いですが、天井回避をさせないことに終始します。

 上から下への攻撃。
 飛ばさなかったことで、ヒソカに勝利したと言って良いと考えます。
 ヒソカが天井に張り付いた場合、クロロが開示した能力では効果的に対処できません。
 もし天井に逃したら、時間が経つほど観客は減ります。
 待機させている人形は警備隊や救護班に怪我人として運び出されます。
 クロロの位置がバレやすくなります。
 クロロは他にも能力を隠し持っていたかもしれません。ただ、百戦錬磨のヒソカに対して、しかも天井に張り付いてる状態となると、厳しいと思われます。
 また、スキルハンターは奪った能力の理解が浅いという弱点があります。

◆心の闇に思いを馳せながらす能力をものにしていく…スキルハンターの醍醐味だよ。

 なんかカッコいいこと言ってるように聞こえますが、要するにこれ、奪った能力を理解しきれていないということです。
 チート視されるスキルハンター+ダブルフェイスですが、本当に使いこなそうとすると大変ということが、ポエムから読み取れます。
 よって、クロロに勝ち目はありません。

◆天井に一時撤退すればヒソカは勝った。
 場面:偽クロロ撃退~館内放送「ヒソカを壊せ」
 
 この間に天井に飛んでればクロロは飛び蹴りか、ピッチャークロロをするしかありません。
 そうするとクロロの位置はバレます。
 この時点でシャルアンテナは残り一本です。警備兵や救護隊が来ることを考えると、クロロにとっては厳しくなります。
 ですがヒソカはというと・・・
・観客席で散歩しながら考察。
・ステージ中央に飛び降りる。
・ゆっくりと観客席を見渡す。
 ・・・うーん、どうなのヒソカさん?
 いや、ミスリードを仕込むことでヒソカに長考させたクロロを褒めるべきでしょうか。
 結果、位置がバレない状態で大量の爆弾兵完成という、詰みの状態に入ります。
 位置がバレたら爆弾兵、自分が巻き込まれることを考えると使いづらいですからね。

共闘はあったのか?
 多様に渡る共闘論ですが「共闘無しでも勝てた」という表現でいいかなぁ~と思います。
 ブラックボイスを使ってるシーンが割と多いので、栞と併用と言ってもヒソカに見つからずに大量のコピーって厳しいでしょという御意見は理解できます。
 ただ、上記の長考に入ったシーンがね・・・仮に共闘があったとしてもヒソカさん、これ言い訳できないでしょ?

●まとめ:ヒソカは強いけど、トーク込みで自分のペースを維持したクロロが全てにおいてヒソカを上回った。
 頭ハンマー食らったことすら想定内に見えてしまうくらいのクロロ投手のパーフェクトピッチングでした。
 ただ、この時と場所のクロロが最強かというと疑問もありまして、ピトーなら禍々しい円を展開して、動ける観客を減らせるよなぁとか色んなifが浮かびますね。ただ、ピトーに対してはそれ用の能力を用意して完封してくれることでしょう。たぶん。

 ――うーん、本当は「ヒソカ強い!」という記事にしたかったんですよ。いや、本当に。読み返したら、そんな感じ、しませんね。クロロの頑張りを強調するだけの記事になったような・・・いや、気のせいでしょうね。

 以上、長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。

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