ヒストリエが旧約聖書だとしたら主は何処におわしますか?
それはアリストテレスだと思います。
劇中でもそう連想させるような描写がいくつかあります。
ハルパロスを人工呼吸で蘇生したときにレオナントスが「医者というより、まるで神のような・・・」と考えてます。
アルケノルが研究所で「今日まさに神は貴方(バルシネ)をおつかわしになった」と言っています。バルシネはアリストテレスを探して研究所に訪れたわけですから、神とはアリストテレスとも読み取れます。
ついでに、アレクサンドロスに対してはペウケスパスの父親に「あれは神なんかじゃねえよ」と明言させています。
岩明先生は読者に対してアリストテレス=神と読めるように意識してると思います。
あとアブラハムの宗教における万軍の主さまの中で、最も人間味のあるのが旧約聖書のヤハウェですね。受肉したイエスさまよりも人間味があります。
そんなわけでアリストテレスはヤハウェということでよろしくお願いします。
それはさておき、ヒストリエにおけるアリストテレスは黒幕感ありますよね。教え子であるアレクサンドロス大王たちがペルシャ帝国を滅ぼすわけですから、結果的に見てもスパイと言って良いでしょう。
ただ、それだけじゃあ済まない感じがします。
37話のバルシネとかも「一連の疑惑の手がかりぐらいはあると思うわ。さらに動かぬ証拠の品とか・・・」と意味深どころか、核心ではないかと思わせるセリフがあります。
あとアリストテレスは現代人視点、特に理系の方々にとっては良いイメージは無い人だと思います。
元素説ほかのせいで、まるっと2000年、停滞してますからね。
2000年ですよ2000年。
岩明先生がアリストテレスの負の側面を意識しないはずがないので、ここをどう描くかも見どころですね。
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