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のりかわ少年探偵団 漫画フェイクドキュメンタリーQC:4 感想・考察

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新感覚の漫画に驚いたので、取り急ぎ解説させていただきます。 YouTubeで好評を博しているモキュメンタリー「フェイクドキュメンタリーQ」の漫画展開の最新話です。 画像クリックで漫画サイトに移動(2026年2月まで無料っぽい) 以下、ネタバレとなります。 Point! 翻訳はフェイク! 失踪した漫画家の遺作をAIで解析するという内容です。 劇中で翻訳されてる以外の部分をAI:Gemini様に聞いてみたんですが、思ってたのと違う回答をもらいました。 ケシカスくん(コロコロコミック)で使われた楔形文字風のカタカナだそうです。  フェイクドキュメンタリーQ 漫画 QC:4 AI:Geminiによる、異変後の翻訳になります。 1ページ目 「事件は解決」 2ページ目 「現場検証中につき立入禁止」 「証拠物発見」「犯人はこの中に……」 「事件発表」 3ページ目 「おまえはもう、しんでいる」 「おまえはアホか」 「サツガイしてやる」 「おまえはアホ」 「カス……こ」 (探偵「僕の揺さぶりに引っ掛かったな!ペロ刑事犬!」) 「おまえはウソツキだ」 「おまえは真実を言っていない」 4ページ目 「こんにちは」 「調子はどうだい」 「私は元気だ」 「それは良かった」 (探偵「これにて事件解決!」) 「キミ、シュメール語が話せるの?」  「少しだけ」 「すごい!」 「もっと教えてくれる?」 「いいよ」 「ありがとう」 5ページ目 「ハゲ」 「カス」 「お前はバカか」 「お前はアホや」 「おまえは、しんでいる」 「お前はアホか」 「この漫画はもう終わりだ」 「さよなら」 以上です。 トゲトゲ言葉が多いものの、ギャグ漫画としては普通ですね。 そして、なぜか劇中で解析した以下の結果は得られませんでした。(上記で 2ページ目 としている部分です) フェイクドキュメンタリーQ QC:4 なぜでしょう? Geminiの翻訳結果はシンプルながら意味が通ったものです。間違っているとは思えません。 しかし、劇中の翻訳とは違います。 つまりですね……、 フェイク なんです。 世間はクリスマスだというのに、こういう謎解き要素に喜々としてAI様に頼るボクのような者を想定して仕掛けてきたわけですよ? 普通に読んでハイおしまいで良いのに、Gemini翻訳との違いに「更なる謎があるかもしれない…?」という考...

川原正敏先生の昔話漫画がエグすぎてホラー【青春月刊少年マガジン:感想】

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Point! ここまでヤバかった昭和のマンガ雑誌現場!!😱 月刊少年マガジンといえばこの人、大人気の修羅シリーズ、海皇紀で有名な川原正敏先生が思い出語りをする漫画が公開されました! 現在連載中の陸奥圓明流異界伝「修羅の紋」宣伝を兼ねた内容に見せかけて……、 画像クリックで漫画ページへ移動 デビューから5年以上、人間扱いされなかったという衝撃のヤバい内容です。 編集さんのワガママで作家に締め切りを破らせてしまう、人気投票3位なのに打ち切り予告をくらうなど、ほぼほぼホラー。 紋のキャラを登場させたのは緩和剤ですね。 コミックデイズに多くの感想が寄せられており、昔の編集はここまで酷かったのかと盛り上がっております。 実際に潰されてしまった才能も多いことでしょう……。 ぼくも漫画好きとして、とても残念な事実であります。 ただまぁそのですね……そのような時代だったわけですよ? 月マガに限らず、昔の編集はヤバかった。 それはそう。 そんな中で川原先生を推した編集さんが居て、当初から修羅の門に投票した読者が居て、なんだかんだ言いながら連載継続を認めた編集長が居た。 もちろん、暴露として強烈な内容です。 ただ別の見方といいますか、全体としてはですよ? とても優れたエッセイ漫画として評価すべきであると思いました。 Point! 実は、本当にヤバいのは川原先生!!😱 で、 別の見方のついでに、驚いたのはココです。 あした青空を打ち切られ、週刊少年マガジンでエンジェル全1巻、HERO全2巻で打ち切られた成績不振の作家が、編集長にこれを言う。 編集さんに逆らえない昭和62年に。 かなりヤバい人です。 そこで川原先生の来歴を振り返ると、航海科卒業の海の男で、極真空手をやってて、修羅の門で売れたところで草野球チームを持って、ピッチャーもやってたとか……。 結構な豪傑です。 だから編集長には、川原先生がきっとこう見えていた。 なので、雑誌の編集長として手綱を握るためにね、3位でも潰すようなことを言ってしまったのかなぁ? ……と思ったりしました。 だいたいね、格闘漫画家ってヤバい人が多いんですよ? 刃牙の板垣先生は自衛隊の出自だし、ホーリーランドの森先生は西東京を荒らしてた百戦無敗のストリートファイターで六本木の外人とも戦ってたとか故三浦健太郎先生によって明かされています。...

四代目転生記ツバキ 漫画フェイクドキュメンタリーQC:1 感想・考察

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モキュメンタリーと漫画の100点の融合! モキュメンタリーというのは、架空の物語をまるで実際にあったことのようにドキュメンタリータッチを取り入れて表現する手法です。 ブレアウィッチプロジェクトや放送禁止シリーズ、ノロイが有名です。 漫画だと、ぼくが知る最も古いものは伝火矢才蔵(白土三平)ですかね。 まぁそんな前置きは、どうでもいいんですよ。 QC:1 四代目転生記ツバキがね、面白いんです 倒産した出版社ビルで、何故か金庫に保管されていた短編漫画がありました。これを読んでみようという流れで始まります。 短編漫画の内容は、女子高生が悪霊をやっつける伝奇バトルの第1話です。 ただ、奇妙なことに主人公の名前が作者の本名「妙子」になることがある。 ……一体この作品は何なのでしょうか? 画像クリックで漫画のページへ移動します。 ⚠️以下、ネタバレになります⚠️ この漫画は、一言でまとめると大量サツジンをした妙子さんの独白です。 概要 1.親をコロした 2.比丘尼は悪霊使い 3.幽玄夜叉は誰なのか? 4.盗撮写真の謎 5.四代目の意味 6.悪意がない恐ろしさ 順に見てきましょう。 1.親をコロした 漫画家になる夢を両親に理解してもらえない妙子さんは、漏電火災で一家心中を図りました。 しかし、妙子さんは生き残りました。 2.比丘尼は悪霊使い このページ。浄化としてますが悪霊を出してますよね? 蛇ネコ狐も悪霊だし、つまり悪魔召喚するデビルサマナーです。 伝説の八百比丘尼も長寿で諸国行脚した割には、善行の逸話がまるで無いですからね。 ただ、(広い意味で)病気をもたらす悪霊を『浄める力』は持っているようです。 公園に居た呪われた子どもの描写は明らかに悪霊で、それを祓うという善行をしようとしてるかのように見えなくもないです。  しかし、妙子さんたちにそう見えてるだけという解釈も成り立ちます。 『浄める力』として結果的ながら両親をコロしてますので……。 キラキラした占い師のおばあさんが狐たちを三匹でなく、『三人』としたのも妙子たちのモノの見え方が正しいとは言い切れないように思えます。 3.幽玄夜叉は誰なのか? 妙子さんたちの宿敵です。 夜叉は鬼神として描かれることもありますが、仏法を守る神様でもあります。 仏教寄りである日本にとっては後者としての意味合いが強いでしょう。...

ヒストリエ122話 感想考察 岩明均先生の寿命は140歳

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 ヒストリエ12巻に向けて長期休載へ 切なさカッコいい着地シーンですね。 蘇生ルートの願いもむなしくエウリュディケがお亡くなりになりました。ただマケドニアのエウメネスとしてはここからが晴れ舞台です。 おおまかな流れは東征でヘファイスティオンと揉めて、そんでボアの村らへんでヘカタイオスと揉めて、アンティゴノスと化したフィリッポス王と揉めて死亡です。 直近の123話以降の詳細な流れとしては天下分け目のイッソスの戦いに向けた展開と予測されます。メムノンの出番です。もちろんバルシネも。あとデカい友達のニコゲネスも競技会で登場するでしょう。 大軍のシーンまみれなのでさすがにそろそろモブ用のアシスタントさんをそろそろ確保した方がいいんじゃないかなと思います。へレスポントスの戦いもありますし。 で・・・ いんたーねっつでは寿命が気になるのでとにかく急いで完結してほしいという声が主流ですが私は強く反対します。 つ、よ、く、反対します。 未完でもいいじゃないですか。 というのもカムイ伝は第三部の構想があったけど、白土三平先生は寿命を懸念して構想も無かったことにして筆を折った上で亡くなりました。ちょっとでもいいから続きがね、見たかったんです。 火の鳥も、ベルセルクも、カラマーゾフの兄弟も未完で亡くなりました。カラマーゾフの兄弟なんてちょうどいいところで終わったみたいなこと言ってる方々も居ますからね。 それはともかくアレです。 そもそもね、寿命を気にしたら長編連載なんて無理なんです。 岩明先生におきましては「私が管理するこの肉体なら140年は生きられるだろう」ぐらいのお気持ちで続けてほしいですね。

ヒストリエ120話「王宮の外・2」感想考察

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お慈悲を!お慈悲を!お慈悲を! 岩明先生!お慈悲を! いやー・・・やりましたね。 赤子絞殺をしっかり描写 赤子殺害描写に関しては、古くは我が子を食らうサトゥルヌスからありますが、アレでもなんか黒塗りされてる部分があるとかで、芸術としてもセンシティブなところあります。 デッドスペース2というクリーチャー化した赤ちゃんを撃ち殺すゲームがありましたが、日本語版は発売されていません。 そういえばジョジョ1部で赤ちゃんを食い殺してましたっけ。でも、あれもクリーチャーだしなぁ・・・。 赤子殺害は歴史ものでもナレーションで端折るやつです。『義経の赤子は砂浜に埋められた』ドドォォーンみたいな。 でもガッツリ描きました。赤子、糞尿を漏らしてます。 ただですね・・・ マジかよと思いつつ、嗚呼これをやりたかったんだなという思いもあります。 後にマケドニアを大いに狂わせるアッタロス派とアレクサンドロス派の対立は、王とエウリュディケの結婚式で始まったというのが主力な説だけど、そんなことは無いと思いますよというナレーションあったじゃないですか。 岩明先生は言いたいわけですよ。 ココだろ、と。 赤子を殺してんだぞ、と。 ここでオリュンピアスこそが許されざる真の邪悪なんだぞという印象を深くするためにしっかり描いたのかなぁと考えます。 エウリュディケが高貴な血しぶきで助けた男児ですが、史実ではしばらくは健やかに成長します。 今後、考えられる展開としては馬を走らせたエウメネスが男児を預かり、オリュンピアスからお慈悲を授かる代わりに忠誠を誓うという展開が考えられます。 エウリュディケは自殺します。女児を見捨てたから罪滅ぼしに後追いという感じですね。 ただ、ちょっと気になることがありましてアリダイオスって居たじゃないですか? アリダイオスの妻も「エウリュディケ」という名前なんです。こちらはアウダタの娘なんですが、このアウダタの娘というのも良く分からなくて、元の名前があったのに何故かエウリュディケに改名したという妙な来歴がありまして、もしかしたら・・・・。 とりあえず今は岩明先生のご長寿を祈りましょう。 長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

ヒストリエ118話「カルディア(心臓)・7」感想考察

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フィリッポス復活ッッ!!復ッ!!活ッ!! めでたくアンティゴノスにジョブチェンジですね。 で・・・ 今さらながらやっと気付きましたよ。 最近のタイトルの「カルディアの心」。 なんでカルディアなんでしょう? これ、『カルディアでアンティゴノスごっこしてたから』ってことでしょうね。 復活したフィリッポスが記憶障害を起こすのは今回のアリストテレスのセリフからも読み取れます。(注:心臓移植はしてません。明らかにミスリードを狙ってますが、ただの外科手術です) 死んでから脳に酸素が行ってないわけですから頭がおかしくなることもありますよね。 それでどうしてアンティゴノス化するかと問われれば、カルディアの心なわけですよ。 フィリッポスはエウメネスを格別に気に入ってます。 なので、その出会いは一度死んでも忘れられなかった・・・という感じで。 ただ「カルディア」に関してはまだ謎を残してると思うんですよ。 11巻でレオナントスが「カルディア・・・変わった名前の町だな」と言ってます。 ナニかがありそうですよね。 ゼウスが留守なら仕方ありませんね 岩明先生は大の手塚治虫漫画神ファンで、ブラックジャックのスピンオフ原作をやったことがあるほどです。 だからかどうかはわかりませんが、構成に勢いがありすぎて医療漫画でも始まるのかと思いました。 アリストテレスって理系視点だと人類史を停滞させたクソ野郎なので、なんか悪役になりそうですね。

ヒストリエ117話「カルディアの心臓」感想考察【訂正】これクレオパトラかも・・・皺が無いし

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まず、これでフィリッポスがアンティゴノスにジョブチェンジするのは確定です。 レオナントスがわざわざ懐古したらこれはもう復活でしょ。 5日前に 「アリストテレスは神」なんて記事 を書いた矢先の出来事で、何やら嬉しくなりますね。 で。 この人です。 誰だと思いますか? これね、オリュンピアスなんですよ。 思い出してください。 オリュンピアスはアレクサンドロスに、王族として生きるのは辛いからということで心の友である二つ目の人格「ヘファイスティオン」を与えました。 あの下りを読んだとき、多くの御方がこう思ったでしょう。 「もしかしてオリュンピアス自身も、王宮生活が辛くて別人格を作ったのでは?」 史実におけるオリュンピアスは邪教の徒であり、名前が幾つもあります。ポリュクセナ、ミュルタレ、ストラトニケ。他にもあるのかもしれませんね。 目から何やら垂れてるのは化粧です。 化粧をすることで別の人格に変身しているんです。 オリュンピアスである証左はですね、次のページのレオナントスの「暗殺の共犯と思われてしまうかも」というセリフからも読み取れるんです。 フツーならあんな格好でグラウンドに降りて、のんびりと心臓を持ち去ったら捕まります。 でも、スルーされているようにも見えます。 なぜなら王族だからです。 オリュンピアスの別の人格も、ヘファイスティオンのように王宮内で認知されているのならば怪しい格好をしていても、心臓を持ち去ってもセーフなんです。

アリストテレスは神ヤハウェ ヒストリエは旧約聖書③

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  ヒストリエが旧約聖書だとしたら主は何処におわしますか? それはアリストテレスだと思います。 劇中でもそう連想させるような描写がいくつかあります。 ハルパロスを人工呼吸で蘇生したときにレオナントスが「医者というより、まるで神のような・・・」と考えてます。 アルケノルが研究所で「今日まさに神は貴方(バルシネ)をおつかわしになった」と言っています。バルシネはアリストテレスを探して研究所に訪れたわけですから、神とはアリストテレスとも読み取れます。 ついでに、アレクサンドロスに対してはペウケスパスの父親に「あれは神なんかじゃねえよ」と明言させています。 岩明先生は読者に対してアリストテレス=神と読めるように意識してると思います。 あとアブラハムの宗教における万軍の主さまの中で、最も人間味のあるのが旧約聖書のヤハウェですね。受肉したイエスさまよりも人間味があります。 そんなわけでアリストテレスはヤハウェということでよろしくお願いします。 それはさておき、ヒストリエにおけるアリストテレスは黒幕感ありますよね。 教え子であるアレクサンドロス大王たちがペルシャ帝国を滅ぼすわけですから、結果的に見てもスパイと言って良いでしょう。 ただ、それだけじゃあ済まない感じがします。 37話のバルシネとかも「一連の疑惑の手がかりぐらいはあると思うわ。さらに動かぬ証拠の品とか・・・」と意味深どころか、核心ではないかと思わせるセリフがあります。 あとアリストテレスは現代人視点、特に理系の方々にとっては良いイメージは無い人だと思います。 元素説ほかのせいで、まるっと2000年、停滞してますからね。 2000年ですよ2000年。 岩明先生がアリストテレスの負の側面を意識しないはずがないので、ここをどう描くかも見どころですね。

アルケノルは箱舟のノア ヒストリエは旧約聖書②

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  アルケノルというのはコイツです。 最近、僕は「ヒストリエは旧約聖書」という考えに取り憑かれておりまして、それを前提に読み返すと4巻のレスボス島生物研究所がノアの箱舟にしか見えないのです。 あそこ、骨と標本まみれだったじゃないですか? 古代において生命とはあれですよ。ピラミッドのファラオのお墓を見てもそうですが、後世に復活するからあんな感じでいいんです。ミイラを棺に、臓器は専用の箱に入れておけばOKなんです。 現代科学では骨から遺伝子分析も可能だなんて話、あるじゃないですか? だから、海に飲まれることなく地上に標本か骨を残すこと、その行為が未来への箱舟なんですよ。 「いや、それ以前にノアの箱舟は聖書でもクルアーンでも遥かトルコの東に漂着してんじゃん」 そうなんですよねぇ・・・。 でもね、僕はこの考えに取り憑りつかれているんですよ。 だから考えました。 そもそもですね、『ノアの箱舟』ってなんですか? おそらく津波対策ですよね。この石碑より低いところに家を建てるべからず。山の頂上におっきな船を作ったわけです。 ヒストリエの時代から100年前、紀元前五世紀にマリアン津波という大災害がギリシアを襲いました。ヘロドトスにおいては、ポセイドン神の怒りとしてのポティダイアの津波とあります。 この津波の原因は、ポセイドン神でなければきっと地震でしょう。 震源は東にあるエーゲ海。 ならば北東のレスボス島も津波被害に遭ったはずです。 アルケノルは時の波が見える超能力者です。 きっと未来の津波が見えたのでしょう。 津波の被害を避けるためにレスボス島の東側に位置するミティレネの町の丘の上に研究所を建てたわけです。 そしてこのミティレネの町なんですが、津波の一年前であるBC427に反乱を起こしてるんですよ。アテナイの支配を退けてレスボス島を統一するぞぉーって。まぁ、負けちゃったんですけどね。引責という形で代表者1000人ぐらいぶっ殺されたそうです。 要するにですね、ノアの箱舟って津波対策であって、それがなんやかんやあって旧約聖書に記載されたんだと岩明先生は・・・いや、今のところ僕が言いたいだけですね。 そんなわけでアルケノル=ノア説ということでよろしくお願いします。 また、アルケノルという名前はヘロドトスのスパルタ・アルゴス戦争(BC550)で出てきます。 300vs300のガチン...

ヒストリエはオデュッセウスと見せかけて、旧約聖書をやろうとしてる?①

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 ハンターハンターの記憶どころか心も離れてしまう日々ですが、いかがお過ごしでしょうか? そんなわけでヒストリエです。 まず、ヒストリエはイリアスとしての側面もあります。 オデュッセウスですね。 一つ目巨人、ポリュペーモス。元の神話では二人のポリュペーモスが登場します。 アンティゴノス商人→将軍(予定)とフィリッポスという二面性を有してるのもおそらく狙ってますよね。 あとオリュンピアスが神話のゴルゴーンであり、あなたはアキレウスの血を継いでるんですよみたいなことを言ったのも。 ちょっと分かりづらいですが左の有名な肖像の胸にあるのは、蛇頭の少年です。ここに着想を得て、イケメンになったのでしょう。アフタ本誌だと全体的に下書き状態のことが多いのですが、アレクサンドロスだけはちゃんとペン入れをしたイケメンなのが笑えます。 ただですね。 オデュッセイアでもアレクサンドロス大王伝でも無い何かがありまして、それが旧約聖書に思えてならないのです。 民数記の「青銅の蛇」です。劇中で青銅であると念を押しています。 アフラマズダーと言えば古代ペルシアのゾロアスター教です。ゾロアスターと敵対するといえばバビロンです。旧約聖書ではバビロンをこれでもかってくらいディスってますね。悪魔の住むところだとかまぁ色々と。 カルディアにも二つの場所があります。 エウメネスの育った都市国家カルディアと、そこから南東にあるカルデアの地です。カルデアの地にはかつてバビロン王国がありました。 アレクサンドロス大王はバビロンで亡くなります。このへんも何か、因縁をつなげてきそうと思いませんか? 心臓と頭のエピソードもね、ダニエル書にそれっぽいのがあるんですよ。 そしてなんやかんやありまして、大王の亡骸はエジプトのアレクサンドリアに埋められます。 で、 肝心の 主人公であるエウメネスなんですが、モーセなんじゃないのかと推測します。 そうです。”あの”モーセです。 凄いですね、海が真っ二つ。 モーセって出自が捨て子なんですよ。 拾われて、なんやかんやあって、エジプトで海を割って奴隷たちを連れて40年、さまよって約束の地へ辿り着きます。 ディアドコイ戦争も40年、続きます。 どうです? いい感じに符合してると思いませんか? なんかもう、考えるほど旧約聖書なんですよ、ヒストリエ。 「強引な解釈だな、そもそも時系列がお...

ヒソカは絶が出来ないという誤解

 正確には「絶をすると広義で変装が解けてしまう」という誤解です。これがとても多くてですね、まるで定説のようになってます。 結論から言うと 変装しながらでも絶は出来ます。 まず、絶とは何かをおさらいしましょう。 オーラを体外に出さず、 体内に留める状態 これです。無知の不知さんの絶修行のところでも説明がありましたね。オーラが全く無い状態というわけではないんです。 ここまでは多くの方が理解してると思いますが、「体内」の ”体”の定義 で誤解が生じているように思えます。 このあたりを踏まえて客観的な視点での絶と、主観的な視点での絶を見てみましょう。 【客観的視点における絶】 ヒソカ自身の主観で絶をすると、ゴムに変えた部分は消えてしまいます。ゴムで手をかたどると絶では無くなります。 ですが変装後、そして客観的にはどうでしょうか? たとえばヒソカがドキテクか何かでベレレインテに変装しているとしましょう。あの子ども王子のとこのデカい念能力者です。 他人にとってベレレインテは五体満足の状態です。 五体の外部にオーラが出ていないなら「絶」状態として認められます。 もちろん、中身であるヒソカ自身からすれば足をゴムで作っている状態です。しかし、他人からすれば足の外側にさえオーラが出ていなければ、絶を維持しているように見えます。 絶じゃないのに絶をしているという現象が発生します。 なんかややこしいですが、これは矛盾でもなんでもありません。 例えとしてベレレインテに変装した状態を挙げましたが、これは義手や義足でも成り立ちます。 【広義での義足における絶】 ハンター世界において義足は健康な体の一部としてカウントされます。 もう何年前のことか分かりませんが、ヨークシン編でギャラリーフェイクで製造した旅団の偽死体を思い出してください。マフィアは医者を使ってもあれを偽物だと看破できませんでしたね? つまり、本物に限りなく近い義足を作れる世界なんです。 具体的に言うとですね、ちょっと思考実験みたいな感じになりますが・・・ 「ギャラリーフェイクで偽ヒソカを作る。ヒソカ本人の足を切って捨てる。偽ヒソカの足を同じ位置で切る。ヒソカ(本体)と偽ヒソカ(足)をマチがお裁縫して合体させる」 これがどういう状態かというですね、 「ヒソカは結合部に甚大な損傷を負っているが、五体満足の状態である」 となるんで...

七夕の国 最新最終絶対考察 これって本当に傑作なの? はい、傑作です。

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「これを褒めてる人たちって、本当に面白いと思ってるの?」 「SNSで問い詰めたいけど『低学歴』『理解力0』とか煽られたら嫌だなぁ」 「沢山のレビュー見たけど、どれもこれもスーパーシンキングエンド扱い・・・ちゃんとした答えを出せこの盲目クソ信者どもめ! 貴様らこそネットを蝕む寄生虫!」  そんな御方のために解説します。  ざっくり言うと 「田舎って良いよね」 そんな物語です。 ●カササギ善い奴説  劇中ではボロクソに罵られてるカササギ星人ですが、実は良い奴らなんです。  良かれと思って超能力を授けたんです。  では、この観点から物語を振り返ってみましょう。 ▲文明なんてゴミ  劇中における文明は『悪いもの』として描かれています。  連載された1996~1999年が主にアジアにとってどういう時代かを知っていると、劇中における就職の重みや、絶望感が分かると思います。首なし人間のエピソードとかもそうですが、未来が良いものとして描かれていません。   人間の文明なんてものはどんなけ栄えてもゴミの海。  これが岩明せんせ・・・カササギが言いたいことなんですね。  カササギは丸神の地に住む人々だけは救ってあげたい。  そう考えて超能力を授けました。 ▲文明に対抗する二つの能力『窓を開く』『手が届く』  手が届く能力は使い方はともかく、文明に対抗できる圧倒的なパワーですね。  で、窓を開く能力。  怖い夢を見るやつです。これもね、文明に対抗する能力なんです。  怖い夢のせいで丸神の里は開拓が進みません。  ゴルフ場も出来ません。  田舎のままです。  日が沈んだと思ったら稜線からもう一度、太陽が覗くような地域ってその・・・悪い言い方になってしまいますが、暗いですよね?  「半日村」って昔話を思い出しました。  『山が高いから日照時間が短い。作物が育たない。山を削ろう。日照時間が長くなる。村が栄える。やった!」という物語です。  でも丸神の里は栄えません。  山をあの形に維持してるから。  つまりですね、怖い夢のおかげで田舎なんですよ。  文明に対抗してるんです。   カササギのおかげで田舎が田舎でありつづけるんです。 ● 「つまりこれは窓ではなく、玄関だったのではないか?」(頼之)  どこへの玄関なのか?  劇中で明示されること...

厄災パプによる旧大陸人類絶滅。カキンが人類統一する日【予想】

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 なんでパプが居るんだろ?  そこから考えた予想です。 ◆冨樫先生にしては展開が遅く、しかもかったるい。  新大陸カッコカリどころか給油も遠く、外洋にも出てないんですよ。  これはきっと何かあるぞ!? 何かあってくれ!! ◆劇中で、やたらキメラアント5000体を強調  正直、ハンター世界でこんなん驚異でも何でもないですよね。魔獣と変わんないじゃんって。  無限の可能性を秘めた念能力をろくに取り締まらず、しかも貧者の薔薇みたいなのが出回ってる世界です。精々、小国を潰す程度でしょうか。  よって、5000体はミスリードを誘う冨樫先生が仕掛けたデコイです。 ◆本命はパプ  仮にパプがこっち側に居たとして、管理されてるとしたら、やはりカキンでは無いでしょうか?  そして、カキンにとっては現大陸と、その資源は何の価値ありません。しがらみやら条約か面倒くさいだけです。  全て潰してしまえ。  と、ホイコーロは考えます。たぶん。  人間を知り尽くしてるからこそ狩れる。  そういう暴れっぷりを見たいです。 ◆前置き風あとがき  連載再開が遅いのはまぁいいとして、世間が再開を特に望んでいないのが気になります。  ファンの間でも「船編が好き」と言いつつ、過去Tweetを遡っても旅団やキルアの話ばかりの御方が多いと言うか、まぁ・・・はい。   船編、ガチで不人気です。  現時点で色々な伏線がちりばめられているんですが、なんでしょう。エヴァンゲリオンで流行った言葉遊び的な伏線ぐらいの魅力も無いのかもなぁと思わないでもありません。私以外で、「ライスが怪しい!」って盛り上がってる人、居るのかな?  「エヴァもそうだけど、そーゆー伏線回収したとして、それ面白いの?」と問われると、何も言い返せませんね。  今、本当の意味で物語が面白くなるための伏線を張ってる漫画ってヒストリエぐらいでしょうか。  なんとも批判めいた論調になってしまったので、「こうなれば勢いのある展開になるのでは?」と予想してみた次第です。

「特攻の拓」実写化できない10の理由 安保闘争との類似性

 ドラマ「今日から俺は!!」のヒットで名作ヤンキー漫画の実写化が望まれていますが、特攻の拓は厳しそう。その理由を挙げてみました。 1、道交法違反  基本、ノーヘルで改造車です。 2、警官をぶん殴る。  警官に体を掴まれたのでブン殴る。これならば警官側が黙ってる可能性は高いです。  ただ、先制攻撃してるシーンが結構多いです。 3、米軍基地に侵入  日米安保違反です。  勝手に米軍敷地内に入ったら米兵のみなさんが困ります。ただ、劇中のように「さっさと出て行け」と説教される程度で特にお咎め無しのようです。 4、米憲兵をぶん殴る  同上。ジープをひっくり返したりも。 5、警官がブチ切れる。  黒田がパトカーから乾電池ばらまいて族車をコケさせたりと大暴れします。  途中で屋根が剥がれて回転灯が無くなってるから一般車という扱いなのかな?(錯乱) 6、マー坊が片手で大の男を持ち上げる。  衣服込みで80キロぐらいでしょうか? ガチのボディビルダーなら出来そうですが、高校一年生です。  てか、このマー坊に勝つ武丸って何なのという話ですが。 7、一条武丸再現不可能  愛車のインパルスですが、カラーリングで旭日旗騒動に巻き込まれる危険があります。いや、「朝日新聞の社旗です」と言い張れば大丈夫かな?  あと武丸というキャラは何考えてるかサッパリ分からないんですよ。でもキッチリと筋が通ってる。どう通ってるのか説明しろと言われても、これが分からない。  誰が演じてもあの謎の最強感は出ないでしょう。 8、族車の再現が難しい  全て絶版車です。多くが中古市場に出回ってますが、鰐淵(カワサキKZ1000J2)とか在庫が無いんですよね。  名言「事故る奴は、不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ・・・」からの自身が事故るまでがワンセンテンスなので、再現してほしいところです。 9、現代は監視カメラがある  渋谷ハロウィンで車ひっくり返した事件ありましたよね。あれで特定されたのとかもそうなんですが、監視社会ですからね。  なので、昭和設定で再現するしか無いです。  あと、思ったんですが特攻の拓って 安保闘争そのもの なんです。  警察と闘うのも、米軍基地に乗り込むのも、憲兵をぶん殴るのもかつて日本であったことです。 ...

サイレントマジョリティーの犯人、永遠に明かされない説

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 ここに提唱します。  これは私が起源なんで、そこは宜しくおねがいします。 (気分を害した御方は、文末まで飛ばしてください)  ・・・まず、この説において私は思考停止したわけではありません。 ◆犯人はテントフリ  メガネの奥が見えないので。同じくメガネのシェジュールは視線が分かるよう描写されてます。 35巻より引用  最初にウッディーたちを殺した時ですか、この二人のうちのいずれかが第三王妃系列でテントフリに『(黒ぼっこに)憑かれた者』として選ばれました。 34巻より引用  また、能力の射程距離の10人は術者ではなく、憑かれた者に依存すると仮定します。  ・・・・・根拠足りなくないか? こんな理屈なら誰でも当てはまるじゃん。そもそもミュハンもウッディーもトイレ内だから見えて無い。つまり、視線は根拠にならないが?  はい、私もそう思います。 ◆ヒントらしきものが無さすぎる。  無いんですよ。  この時点での殺る気と上司(王妃)の気質を考えるとムシャホが挙がるんですが、うーん・・・私はテントフリで。  ただ、我ながらこんなガバガバのガバ予想、当たったとしても嬉しくもなんともありませんね。 ◆対処法が確立している。  なんてゆうか、今さら誰と分かっても仕方ないんですね。  クラピカたちもどう対処すればいいか分かっているので。  それに現時点のカキン司法において、 念能力が凶器では送検は難しいです。 つちぼっこと術者の因果関係を証明できません。 ◆レベルE野球編の前科  バカ王子が偽甲子園に閉じ込められたやつ、ありましたよね。あれも犯人追求しなかったじゃないですか?  あれをここで盛り込んできたかなぁ・・・と。  ――いかがでしょうか?  この説の素晴らしいところはですね、 連載終了まで証明されないことです。  短く見積もって二十年後でしょうか? というわけで、私が起源でも誰にも評価されません。  ではでは。

マフィア抗争開始!待望の船編ヒロイン登場!!【HUNTER×HUNTER390話感想考察】

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個人的にはハルケンアロー3回目の鳴動のカラクリも気になりますが、冨樫先生も単行本の締めとなる回にバトルを置いてくるあたりは読者人気を気にしているのだなあと何やら安心します。 【悲報】チョウライさん、妄想王だった。  王になった後のことばかりを考えていたことが判明!  一日一個のコインで何処まで・・・!?  そして、重要なことはマフィアの父(実父かどうかは不明)に丸投げ・・・!!   見た目は明らかに武術の達人なのに、 チョウライさんの愛されキャラが止まりません。 ◆通称おかっぱちゃん又はパッツン登場! ただ、脇役どまりか・・・? パンピーちゃん  やっぱりかわいいキャラクターは重要ですよ。  ただ、結果から見るとリンチとザクロの強さを見誤っているようにも思えます。旅団あたりの咬ませになりそうな感じは否めません。 ◆ヒンリギの能力強くねーか問題 ヒンリギ=ヒガンダノフ(具現化系) 能力"てのひらを太陽に(バイオハザード)" 触れた機械や武器等を元の機能を有したまま生き物に変えて操作する  大きさというか、質量は大きくなっても小さくはならないかな?  具現化系はゴリラを具現化する他にも、空間を捻じ曲げる性質があります。だからそのへんの理由で武器がね、その性質を有したままグニャァってなって・・・・まぁ次の連載再開までには頭が追い付いていることでしょう。  とりあえずハンター世界における武器と言えば「貧者の薔薇」ですよね。船では破壊力ありすぎて使えませんが、なんというか夢のある能力ですね。銃だって、武器だってみんなみんな生きているんだ友達なーんーだー。 ◆リンチの能力微妙じゃねーか問題 リンチ=フルボッコ(放出系) 能力"体は全部知っている(ボディアンドソウル)" 標的に質問してから殴る事で標的の心の声を聞く事が出来る 周りの人間には聞こえない  心滴拳聴に近いのかなぁ・・・と。ゼノが言ってたアレです。  絵的に面白いですね。ただ強いかは疑問です。放出系は瞬間移動の性質も兼ねているので、質問したことで表層意識に浮かんだ記憶をパンチで記憶が瞬間移動して掬い取る。そんな感じでしょう。  マフィアが拷問で何か知りたいなら自...

ハルケンブルグの狙いはベンジャミンまたはバルサミルコ。刺客はライスとビクト。3回目の鳴動の真実。

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まずこちらをご覧ください。 386話から引用。ライス。  唐突なバンザイ自害にビックリして倒れたようにも見えますがこれ、 矢(鳴動3回目)でライスが撃たれたところです。隠で。 オーラの矢が壁を抜く可能性は最新話でも散々言われてますね。  壁で見えないのに、どうやって狙ったのか?  間取りは分かります。 インターホンを押すことで、誰かがインターホンの前に立つことが確定します。  もしかしたらドゥアズル経由でライスがインターホン前に立つように誘導したかもしれませんが、現時点でそういう描写はキャラ群の憶測でしか見当たりません。  憑依できるなら誰でも良かった。  たまたま、ライスでした。  憑依ライスは敵陣営の思惑を探ります。 ◆ビクト行方不明の謎。司法局行きはハルケンの狙い通り。  結果論からになりますが、 ハルケンにはビクトを行方不明にする理由がありません。ビクトの扱いに困り、かつ拘束されて憑依能力バレを恐れるのならば、また自害させればいいだけです。  よって、わざとです。  ハルケンは、二日目ムッセが行方不明になったことでベンさんとカミィ、そしてバルサが法廷に立ったという情報を得たとします。法廷に立った情報は得ていてもおかしくない、とします。  だからビクトを行方不明にすれば自分も法廷に立てると考えました。 ◆第一候補はベンジャミン  なんとかしてビクトを法廷の場に紛れ込ませます。ビクトと、あと証人として法廷に立ったライスに殺させます。 ◆実際はバルサミルコ狙いか?  王を含む霊獣持ちは殺しあうことが出来ません。  ハルケンはナスビを撃ち、自分を撃ったことでこれを知っています。  霊獣のジョイント能力で増えたオーラを使用して練った矢は、他王子に刺さらない(とハルケンは考えるとします)  覚醒ハルケン視点で、現時点で最も邪魔なのは国防法に基づいて兵士を送り込んでくるベン私設兵たちです。  次点で均衡の名目で念能力を拡散しているクラピカです。  クラピカは継承戦とは無関係なハンター協会員なので折衷案がありそうですが、ベン私設兵はそうはいきません。  ベンジャミン傀儡説が出るくらいの有能かつ出しゃばりなバルサミルコを狩りに行くのはハルケンとしては当然だと思います。   2019/01/31追記 クレアパトロにアロー食ら...

本当は勝ち目が無かったクロロ【ヒソカ対クロロ考察】

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 ヒソカって強いの? 「冨樫先生はメディア記事に残らない形のインタビューでヒソカは最強と語っている」とのことで、最強視されています。  また一方では「ヒソカス」「雑魚専」「じょ、冗談だよぉ・・・」「ヒソカにはトイレがあるから・・・」と カス扱い 親しまれています。  どっちが正しいのか?  直近のクロロ戦で見てみましょう。長くなるので先に結論です。 【結論】天井に一時撤退すればヒソカは勝った。 ◆天空闘技場フロアマスター戦においてヒソカは最強  ドヤってるクロロに目が行きがちですが、ヒソカは血に何か罠あるとまで考えて天井へ回避しています。  この天井回避ですが、とても強いです。  接近戦を仕掛けつつ、危なかったら天井回避。  相手が追撃してこなければゆっくり考察。  念能力の戦いは、能力がバレると対策を立てられてしまいます。  また、ナックル(ゴン戦)が言うには、戦闘時はオーラを大量に消費します。  もちろんヒソカの天井回避(陰ガム+バンジー)もオーラは消費されますが、クロロが慣れない能力を幾つも使いこなすよりは遥かに軽いでしょう。  また、カミィのようなリソースを大幅に割いて、分からん殺しするタイプですが、フロアマスター戦なら事前にある程度の予習が出来ます。  フロアマスターになるためには200階クラスで念能力者たちとの戦いに勝たなければいけないからです。  ヒソカの天空闘技場における最強評価は揺るぎません。   よって、クロロに勝ち目はありません。 ◆天井回避をさせない戦い。  クロロの戦いですが、天井回避をさせないことに終始します。  上から下への攻撃。  飛ばさなかったことで、ヒソカに勝利したと言って良いと考えます。  ヒソカが天井に張り付いた場合、クロロが開示した能力では効果的に対処できません。  もし天井に逃したら、時間が経つほど観客は減ります。  待機させている人形は警備隊や救護班に怪我人として運び出されます。  クロロの位置がバレやすくなります。  クロロは他にも能力を隠し持っていたかもしれません。ただ、百戦錬磨のヒソカに対して、しかも天井に張り付いてる状態となると、厳しいと思われます。  また、スキルハンターは奪った能力の理解が浅いという弱点があります。 ◆心の闇に思いを馳せながら...

無知の不死? テータちゃん、人外に【HUNTER×HUNTER385話感想考察】

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冨樫先生からの挑戦状が来ましたね。ヒントは出したぞ、という感じがします。 何が起こったのか? 順を追って見てみましょう。 ①ツェリ絶(壺念獣が見えなくなる) ②テータ発砲  ・発砲音アリ  ・頬のテープ消失 ③ツェリ眉間に食らって脳症をぶちまけつつ倒れる。 やったぜ。 ④センリツ演奏 ⑤テータと部下たち、音の世界へ (3分) ⑥テータと部下たち、我に帰る。ツェリ健在。  ・頬のテープ復活  ・床は綺麗。脳漿、ツェリの顔に血の汚れも無し ⑦テータ、気分悪くなって倒れる つまり、どんな能力なんだってばよ? 5ちゃんのバレスレ眺めてるんですが、ちょっとまだ分からない状態ですね。  まず、考察する上でですね、 一、ツェリが絶をしたから壺念獣(馬)の効力は一切、無い。 一、ツェリが絶をしたけど、テータの傷に宿っている何かのせいで壺念獣の能力は発動した。  いずれかを選んでいただく必要があります。  双方を踏まえて立体的に考えることが出来る方なら大丈夫ですが、私は出来ません。  では見てみましょう。 ◆幻覚説  私もこれに類するものだと思います。テータちゃんの傷テープがこのときだけ消えてるし。  ただ、発砲音があって、部下も聞いてるんですよね。  壁を隔てた部下にも幻聴が発生するの? 他の部下には壺念獣の傷、無いよ? 幻聴だけを共有する幻覚なの?  うーん・・・分かりません。 ◆時間操作説  ツェリが死んでぇ、センリツ演奏後にぃ・・・発砲した直後に? 時間を巻き戻してぇ、なんか他にも色々してぇ、背後にゆっくりぃ・・・回りこむぅ?  つじつまがあってるように思えます。  ただ、頬のテープが消えてる理由とタイミングがちょっとよく分かりません。 ◆蘇生説  絶がキーとなって蘇生する。カミィがそうですね。  前回に湧いた新種の観音様が救済してくれたわけです。ありがたやー。  ・・・ただ、カミィは血のりが残っていて、「一度死んだ」という事実の断片が残っています。ツェリにはありません。お掃除したのかな?  ただ、どういう風に考察を進めるにしても、蘇生説は留意しておくべきだと思います。 ◆てか、このツェリ、何?  テータの様子がおかしいことから、何かがあったことをめっちゃ考察してるように見えます。  ...